Modern Global Economics Flashcards
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A国とB国が、それぞれ労働者1人あたり1日に生産できる米と自動車の量が以下の表の通りであるとする。デヴィッド・リカードの比較生産費説に基づいた場合、どのような分業・貿易が行われるのが最も合理的か。 | | 米 | 自動車 | |:---:|:---:|:---:| | A国 | 10単位 | 2台 | | B国 | 8単位 | 4台 |
Answer: A国が米、B国が自動車を生産して貿易する。
比較生産費説では、各財を生産するための機会費用がより小さい国がその財の生産に比較優位を持つと考えます。A国が自動車1台を生産する機会費用は米5単位(10/2)です。B国が自動車1台を生産する機会費用は米2単位(8/4)です。したがって、B国は自動車の生産に比較優位があります。一方、A国が米1単位を生産する機会費用は自動車0.2台(2/10)です。B国が米1単位を生産する機会費用は自動車0.5台(4/8)です。したがって、A国は米の生産に比較優位があります。よって、A国が米、B国が自動車に特化して生産し、貿易することが双方にとって合理的です。
為替レートが1ドル=120円から1ドル=100円に変動した場合、これは円高・ドル安を意味する。この状況が日本の経済に与える影響として、最も適切なものはどれか。
Answer: 日本の輸入企業にとって、海外からの原材料の仕入れコストが減少する。
円高になると、より少ない円で1ドルと交換できるようになるため、円の価値が上がったことになります。これにより、海外から商品を輸入する企業は、同じドル価格の商品をより少ない円で支払えるため、仕入れコストが下がります。一方で、輸出企業は製品のドル建て価格が上昇し競争力が低下します。海外からの観光客にとっては日本での費用が割高になり、ドル資産を円に換える際の円換算額は減少します。
第二次世界大戦後の国際経済体制を支えるブレトン・ウッズ体制の下で設立された国際機関に関する記述として、国際通貨基金(IMF)の主な役割を最もよく説明しているものはどれか。
Answer: 加盟国が一時的な国際収支の危機に陥った際に、短期的な資金を融資する。
国際通貨基金(IMF)の主な役割は、為替相場の安定を目的とし、国際収支が赤字になるなど一時的な金融危機に陥った加盟国に対して短期的な資金を融資することです。選択肢1は世界銀行(IBRD)、3はGATT(後のWTO)、4は経済協力開発機構(OECD)の役割に近いです。
経済のグローバル化が進む中で、特定の地域内の国々が関税などを撤廃・削減し、経済的な結びつきを強める動きが見られる。これらの地域的な経済統合の形態のうち、最も統合レベルが高いものはどれか。
Answer: 経済同盟
経済統合のレベルは一般的に、①自由貿易協定(FTA: 域内関税撤廃)→②関税同盟(共通対外関税)→③共同市場(生産要素の移動の自由化)→④経済同盟(経済・金融政策の協調・統一)の順に高くなります。経済同盟は、欧州連合(EU)のユーロ導入のように、通貨統合を含む共通の経済政策を実施するため、最も統合レベルが高い形態です。
2015年に国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」に関する記述として、最も適切なものはどれか。
Answer: 「誰一人取り残さない」という理念に基づき、経済・社会・環境の三側面を統合的に扱う普遍的な目標である。
SDGs(Sustainable Development Goals)は、「誰一人取り残さない」を基本理念とし、発展途上国だけでなく先進国自身も取り組むべき普遍的な目標です。経済成長、社会的包摂、環境保護という3つの側面を統合的に扱い、持続可能な世界を目指します。前身のMDGsが主に途上国の課題に焦点を当てていたのに対し、SDGsは全ての国が対象であり、目標の範囲も大幅に拡大されています。
日本の自動車メーカーが米国に自動車を1万ドルで輸出し、代金をドルで受け取った。この取引は、日本の国際収支統計においてどのように記録されるか。
Answer: 経常収支の中の「貿易収支」の黒字(貸方)として計上される。
国際収支統計において、財(モノ)の輸出は「経常収支」を構成する「貿易・サービス収支」の中の「貿易収支」に分類されます。輸出は海外から代金を受け取る取引であるため、日本の資産が増加する要因となり、黒字(貸方項目・プラス)として計上されます。