衛生管理者 作業環境測定 2 — Questions and Answers
Question 1: 作業環境測定における検知管法の特徴として正しいものはどれか。
- 精密な定量分析が可能でガスクロマトグラフィーと同等の精度を持つ
- 操作が複雑で専門家による訓練が必要
- 現場で簡便・迅速に測定できるが、定量精度は比較的低い (Correct answer)
- 長時間サンプリングに最も適した捕集方法である
Correct answer: 現場で簡便・迅速に測定できるが、定量精度は比較的低い
検知管法は現場で簡便・迅速に結果が得られますが、定量精度はガスクロマトグラフィー等と比べて低く、主にスクリーニング用途に使用されます。
Question 2: 活性炭管を用いた捕集方法の説明として正しいものはどれか。
- 浮遊粉じんを吸着させ重量法で分析するために使用する
- 有機溶剤蒸気を吸着捕集し、後にガスクロマトグラフィーで定量分析するために使用する (Correct answer)
- 一酸化炭素や二酸化炭素の採取に主として使用する
- 騒音レベル測定の補助的な機器として使用する
Correct answer: 有機溶剤蒸気を吸着捕集し、後にガスクロマトグラフィーで定量分析するために使用する
活性炭管は有機溶剤等の蒸気を吸着捕集し、二硫化炭素等の溶媒で脱着後にガスクロマトグラフィーで定量分析する方法に広く使用されます。
Question 3: 個人サンプリング法の説明として正しいものはどれか。
- 単位作業場所の固定点に設置したサンプラーで濃度を測定する方法
- 作業者に小型サンプラーを装着させ、作業中の個人ばく露量を直接測定する方法 (Correct answer)
- A測定と本質的に同一の方法で測定機器のみが異なるもの
- 作業環境管理の評価には法的に使用できない方法
Correct answer: 作業者に小型サンプラーを装着させ、作業中の個人ばく露量を直接測定する方法
個人サンプリング法は作業者自身にサンプラーを携帯させ、実際の作業行動中における個人ばく露量を直接測定することができます。
Question 4: 粉じんの質量濃度を測定する最も基本的な方法はどれか。
- 検知管を用いた直読法
- リアルタイムモニターによる光散乱法
- 捕集ろ紙への粒子採取と採取前後の重量差から算出する重量法 (Correct answer)
- ガスクロマトグラフィー質量分析計(GC-MS)による分析
Correct answer: 捕集ろ紙への粒子採取と採取前後の重量差から算出する重量法
重量法はフィルター(捕集ろ紙)に粉じんを捕集し、採取前後の重量差と採取した空気量から質量濃度を算出する粉じん測定の基本的な方法です。
Question 5: 高速液体クロマトグラフィー(HPLC)が作業環境測定において主に使用される対象物質はどれか。
- トルエンやキシレン等の揮発性有機溶剤
- 作業場中の酸素および一酸化炭素
- 難揮発性の有機化合物やアミン類等 (Correct answer)
- 浮遊粉じんの粒径分布測定
Correct answer: 難揮発性の有機化合物やアミン類等
HPLCは難揮発性の有機化合物やアミン類など、ガスクロマトグラフィーでは直接分析が困難な化合物の分析に有効です。
Question 6: 作業環境測定の結果に関する記録の保存期間として一般的に定められているのはどれか。
- 1年間
- 3年間 (Correct answer)
- 7年間
- 10年間
Correct answer: 3年間
作業環境測定の記録は一般的に3年間の保存が義務付けられていますが、特定化学物質の第1類等一部の物質では30年間の保存が必要です。
Question 7: 作業環境測定における測定値の統計処理として適切なものはどれか。
- 算術平均と算術標準偏差を用いる
- 幾何平均と幾何標準偏差を用いる (Correct answer)
- 移動平均法で平滑化する
- 中央値と四分位偏差で評価する
Correct answer: 幾何平均と幾何標準偏差を用いる
作業環境中の有害物質濃度は対数正規分布に従うことが多いため、幾何平均と幾何標準偏差を用いた統計処理が採用されています。
作業環境測定における検知管法の特徴として正しいものはどれか。