介護福祉士国家試験 - Care Worker National Exam コミュニケーション技術 1 — Questions and Answers
Question 1: 「開かれた質問(オープンクエスチョン)」の特徴として正しいものはどれか。
- 「はい」「いいえ」で答えられる質問である
- 利用者が自由に自分の考えや気持ちを話せる質問である (Correct answer)
- 答えの選択肢をあらかじめ限定する質問である
- 短時間で具体的な情報を得るために使う質問である
Correct answer: 利用者が自由に自分の考えや気持ちを話せる質問である
開かれた質問(オープンクエスチョン)は、利用者が自由に話せるように促す質問形式であり、感情や思いを引き出すのに有効である。「はい」「いいえ」で答えられるものは「閉じた質問(クローズドクエスチョン)」である。
Question 2: 非言語コミュニケーション(ノンバーバルコミュニケーション)に含まれるものはどれか。
- 電話での会話内容
- 手紙やメモに書かれた文章
- 介護記録に記載された情報
- 表情や視線、身振り手振り (Correct answer)
Correct answer: 表情や視線、身振り手振り
非言語コミュニケーションとは言葉を使わずに意思や感情を伝える手段であり、表情、視線、姿勢、身振り手振り、声のトーンや間などが含まれる。言葉の内容はすべて言語コミュニケーションにあたる。
Question 3: 認知症のある利用者とのコミュニケーションとして適切なものはどれか。
- 事実と異なることを言った場合、すぐに誤りを指摘して正しい情報を伝える
- 複数の話題を同時に提示し、脳への刺激を増やす
- 利用者の訴えを否定せず、その感情に共感しながら関わる (Correct answer)
- 早口で端的に話しかけ、会話の時間を短縮する
Correct answer: 利用者の訴えを否定せず、その感情に共感しながら関わる
認知症の利用者とのコミュニケーションでは、事実の誤りを正面から否定することは混乱や不安を招く恐れがある。利用者の感情を大切にし、共感的な態度で関わることが基本である。
Question 4: カール・ロジャーズが提唱した「共感的理解」の説明として正しいものはどれか。
- 利用者の感情を客観的に分析・評価すること
- 利用者と全く同じ感情を体験し、ともに感情移入すること
- 相手の内的世界を感じ取りながらも、自分自身を見失わずに理解しようとすること (Correct answer)
- 利用者の問題を即座に解決するための具体的な助言を行うこと
Correct answer: 相手の内的世界を感じ取りながらも、自分自身を見失わずに理解しようとすること
共感的理解とは、相手の感情や考えを相手の立場から理解しようとしながらも、自分の視点を保ち感情的に巻き込まれない姿勢を指す。利用者と同じ感情に陥ることは「同情」であり、共感とは区別される。
Question 5: 多職種で行うケアカンファレンスの目的として最も適切なものはどれか。
- 介護福祉士が単独でケアの方針を決定するため
- 各職種が利用者の情報を共有し、支援方針を統一するため (Correct answer)
- 利用者の問題点のみを記録・保存するため
- 家族からの苦情を関係者間で処理するため
Correct answer: 各職種が利用者の情報を共有し、支援方針を統一するため
ケアカンファレンスは、介護士・看護師・相談員など多職種が集まり、利用者に関する情報を共有し、支援の目標や方針を統一することを目的としている。チームケアの中心となる場である。
Question 6: 傾聴の技法として適切なものはどれか。
- 話の途中で積極的に自分の意見や助言を述べる
- 相手の話を評価・批判しながら聞く
- 相手の言葉を繰り返す(オウム返し)ことで、理解していることを示す (Correct answer)
- 話が長くなった場合は途中で遮り、こちらが要点をまとめる
Correct answer: 相手の言葉を繰り返す(オウム返し)ことで、理解していることを示す
傾聴の技法の一つである「繰り返し(オウム返し)」は、相手の言葉をそのまま、または言い換えて返すことで「あなたの話をしっかり聞いています」という姿勢を示し、話し手に安心感を与える効果がある。
「開かれた質問(オープンクエスチョン)」の特徴として正しいものはどれか。