日商簿記検定 3級 — Questions and Answers
Question 1: 精算表で期末商品棚卸高25万円・期首商品棚卸高20万円のとき、修正記入として正しいものはどれか。
- 修正不要
- (借方)仕入25万円/(貸方)繰越商品25万円の1本のみ
- (借方)繰越商品25万円/(貸方)仕入25万円の1本のみ
- (借方)仕入20万円/(貸方)繰越商品20万円 と (借方)繰越商品25万円/(貸方)仕入25万円の2本 (Correct answer)
Correct answer: (借方)仕入20万円/(貸方)繰越商品20万円 と (借方)繰越商品25万円/(貸方)仕入25万円の2本
三分法の決算整理では、期首繰越商品20万円を仕入に振り替える仕訳と、期末棚卸高25万円を繰越商品に振り替える仕訳の2本が必要です。
Question 2: 郵便切手2千円を現金で購入した場合の仕訳として正しいものはどれか。
- (借方)消耗品費 2千円 / (貸方)現金 2千円
- (借方)通信費 2千円 / (貸方)現金 2千円 (Correct answer)
- (借方)現金 2千円 / (貸方)通信費 2千円
- (借方)貯蔵品 2千円 / (貸方)現金 2千円
Correct answer: (借方)通信費 2千円 / (貸方)現金 2千円
郵便切手は通信費として処理するのが一般的です(使用時に費用計上する場合は貯蔵品として処理)。購入時に費用計上する場合は借方に通信費、貸方に現金を記録します。
Question 3: 仕入返品(掛け仕入れ商品を返品した)の仕訳として正しいものはどれか。
- (借方)仕入 返品額 / (貸方)売掛金 返品額
- (借方)買掛金 返品額 / (貸方)仕入 返品額 (Correct answer)
- (借方)仕入 返品額 / (貸方)買掛金 返品額
- (借方)売掛金 返品額 / (貸方)売上 返品額
Correct answer: (借方)買掛金 返品額 / (貸方)仕入 返品額
仕入返品では費用(仕入)を取り消すため貸方に仕入、買掛金(負債)が減少するため借方に買掛金を記録します。
Question 4: 経常利益の計算式として正しいものはどれか。
- 当期純利益 + 法人税等
- 売上高 - すべての費用
- 営業利益 + 営業外収益 - 営業外費用 (Correct answer)
- 売上総利益 + 特別利益
Correct answer: 営業利益 + 営業外収益 - 営業外費用
経常利益は営業利益に営業外収益(受取利息・受取配当金等)を加算し、営業外費用(支払利息等)を控除した利益です。本業+財務活動の通常の収益力を示します。
Question 5: 補助簿は何のために使われるか。
- 税務申告のため
- 主要簿の代わりに使うため
- 財務諸表を作成するため
- 主要簿(仕訳帳・元帳)を補完して特定の取引を詳細に管理するため (Correct answer)
Correct answer: 主要簿(仕訳帳・元帳)を補完して特定の取引を詳細に管理するため
補助簿は主要簿(仕訳帳と総勘定元帳)だけでは管理しきれない取引の詳細を記録・管理するために使用します。補助簿がなくても簿記は成立しますが、実務上の管理に不可欠です。
Question 6: 「仮受金」が生じる典型例として正しいものはどれか。
- 給料を支払ったとき
- 送金目的不明の入金があったとき (Correct answer)
- 手形を振り出したとき
- 商品を仕入れたとき
Correct answer: 送金目的不明の入金があったとき
仮受金は入金があったが取引内容・金額・勘定科目が確定していない場合に使用する一時的な負債勘定です。原因判明後に正しい科目に振り替えます。
Question 7: 三分法において商品を仕入れた際に使用する勘定科目はどれか?
- 繰越商品
- 商品
- 売上原価
- 仕入 (Correct answer)
Correct answer: 仕入
三分法では、商品の購入時に「仕入」勘定を使用し、期末に棚卸を経て売上原価を算定する方法をとる。
Question 8: 未収収益(未収利息)を5千円計上する決算整理仕訳として正しいものはどれか。
- (借方)受取利息 5千円 / (貸方)未収収益 5千円
- (借方)未収収益 5千円 / (貸方)現金 5千円
- (借方)現金 5千円 / (貸方)受取利息 5千円
- (借方)未収収益 5千円 / (貸方)受取利息 5千円 (Correct answer)
Correct answer: (借方)未収収益 5千円 / (貸方)受取利息 5千円
未収収益は当期発生した収益でまだ受け取っていないものです。未収収益(資産)の増加で借方、受取利息(収益)の発生で貸方に記録します。
Question 9: 損益計算書の「営業外収益」の例として正しいものはどれか。
- 固定資産売却益(特別利益)
- 受取利息・受取配当金・有価証券売却益など財務活動等の収益 (Correct answer)
- 売上収益
- 法人税等の還付
Correct answer: 受取利息・受取配当金・有価証券売却益など財務活動等の収益
営業外収益は本業以外の財務活動等から生じる収益で、受取利息・受取配当金・有価証券利息などが該当します。
Question 10: 精算表において「繰越商品」勘定の修正記入後の金額が貸借対照表欄に記載されるのはなぜか。
- 繰越商品は費用だから
- 繰越商品は資産であり、資産は貸借対照表に記載されるから (Correct answer)
- 繰越商品は損益計算書に記載されるから
- 繰越商品は負債だから
Correct answer: 繰越商品は資産であり、資産は貸借対照表に記載されるから
繰越商品は期末在庫(資産)なので、修正記入後の残高は貸借対照表欄の借方(資産の側)に記載されます。損益計算書には仕入勘定(売上原価)が記載されます。
Question 11: 手数料収入2万円を普通預金で受け取った場合の仕訳として正しいものはどれか。
- (借方)普通預金 2万円 / (貸方)受取手数料 2万円 (Correct answer)
- (借方)受取手数料 2万円 / (貸方)普通預金 2万円
- (借方)支払手数料 2万円 / (貸方)普通預金 2万円
- (借方)普通預金 2万円 / (貸方)支払手数料 2万円
Correct answer: (借方)普通預金 2万円 / (貸方)受取手数料 2万円
手数料収入は受取手数料(収益)として貸方、普通預金(資産)の増加は借方に記録します。
Question 12: 決算前に作成する試算表(期末試算表)の別名はどれか。
- 貸借対照表
- 精算表
- 決算整理前残高試算表 (Correct answer)
- 損益計算書
Correct answer: 決算整理前残高試算表
決算整理前残高試算表は期末の決算整理仕訳を行う前の残高試算表です。この後に決算整理を行い修正後の数値で財務諸表を作成します。
Question 13: 給料20万円を現金で支払った場合の仕訳として正しいものはどれか。
- (借方)給料 20万円 / (貸方)現金 20万円 (Correct answer)
- (借方)現金 20万円 / (貸方)給料 20万円
- (借方)売上 20万円 / (貸方)現金 20万円
- (借方)現金 20万円 / (貸方)売上 20万円
Correct answer: (借方)給料 20万円 / (貸方)現金 20万円
給料は費用なので発生したとき借方に記録します。現金が減少するので貸方に現金を記録します。
Question 14: 試算表の貸方合計が借方合計より大きい場合に考えられる原因はどれか。
- 資産が増加した
- 借方への転記漏れまたは貸方への二重記入 (Correct answer)
- 現金が多い
- 経営が黒字
Correct answer: 借方への転記漏れまたは貸方への二重記入
試算表で貸方が借方より大きい場合、借方への転記漏れや貸方への二重転記などの記帳ミスが考えられます。試算表の貸借は常に一致するはずです。
Question 15: 損益計算書において「特別利益」の例として正しいものはどれか。
- 固定資産売却益・投資有価証券売却益など臨時的な利益 (Correct answer)
- 仕入割引
- 売上(営業収益)
- 受取利息(営業外収益)
Correct answer: 固定資産売却益・投資有価証券売却益など臨時的な利益
特別利益は臨時・異常に発生した利益で、固定資産売却益・投資有価証券売却益・保険差益などが該当します。
Question 16: 「電子記録債権」の説明として正しいものはどれか。
- 普通預金の電子明細
- 電子的な方法で記録・管理される金銭債権(受取手形の電子版) (Correct answer)
- インターネットバンキングの口座
- 電子マネーの残高
Correct answer: 電子的な方法で記録・管理される金銭債権(受取手形の電子版)
電子記録債権は、電子債権記録機関に電子的に記録・管理される金銭債権です。受取手形と同様に資産に分類されます。
Question 17: 掛けで販売した商品¥8,000が得意先から返品された場合の正しい仕訳はどれか?
- (借)売上 8,000 /(貸)買掛金 8,000
- (借)売上 8,000 /(貸)売掛金 8,000 (Correct answer)
- (借)売掛金 8,000 /(貸)売上 8,000
- (借)仕入 8,000 /(貸)売掛金 8,000
Correct answer: (借)売上 8,000 /(貸)売掛金 8,000
売上返品は販売の取り消しなので「売上」を借方に、売掛金の減額として「売掛金」を貸方に記入する。
Question 18: 複式簿記の基本的な会計等式として正しいものはどれか。
- 資産 = 負債 − 純資産
- 負債 = 資産 + 純資産
- 純資産 = 資産 + 負債
- 資産 = 負債 + 純資産 (Correct answer)
Correct answer: 資産 = 負債 + 純資産
複式簿記の基本等式は「資産 = 負債 + 純資産」である。企業が保有する資産は、債権者への負債と所有者の持分(純資産)の合計によって賄われているという関係を示す。
Question 19: 会計上の「費用収益対応の原則」とはどれか。
- 費用と収益を同額にする原則
- 収益のみを計上する原則
- 費用を先に計上する原則
- 収益を獲得するために要した費用をその収益と対応させて計上する原則 (Correct answer)
Correct answer: 収益を獲得するために要した費用をその収益と対応させて計上する原則
費用収益対応の原則は、収益とその収益を得るために発生した費用を同じ会計期間に対応させて計上する考え方です。これにより適正な損益計算ができます。
Question 20: 貸借対照表の資産のうち「流動資産」に分類されるものはどれか。
- 土地・建物・備品などの固定資産
- 投資有価証券などの投資資産
- 繰延税金資産などの繰延資産
- 現金・売掛金・棚卸資産など1年以内に現金化される資産 (Correct answer)
Correct answer: 現金・売掛金・棚卸資産など1年以内に現金化される資産
流動資産は1年以内に現金化または費消される資産で、現金・預金・受取手形・売掛金・棚卸資産・前払費用などが含まれます。
Question 21: 買掛金25万円を現金で支払った場合の仕訳として正しいものはどれか。
- (借方)買掛金 25万円 / (貸方)現金 25万円 (Correct answer)
- (借方)仕入 25万円 / (貸方)現金 25万円
- (借方)現金 25万円 / (貸方)仕入 25万円
- (借方)現金 25万円 / (貸方)買掛金 25万円
Correct answer: (借方)買掛金 25万円 / (貸方)現金 25万円
買掛金(負債)の支払いで買掛金が減少するため借方、現金(資産)が減少するため貸方に記録します。
Question 22: 試算表を作成する主な目的として最も適切なものはどれか。
- 借方合計と貸方合計が一致するかを検証するため (Correct answer)
- 棚卸資産の実地数量を確認するため
- 税務申告書を作成するため
- 売上高と仕入高の差額を把握するため
Correct answer: 借方合計と貸方合計が一致するかを検証するため
試算表は、総勘定元帳への転記が正確に行われたかどうかを確認するために作成する。複式簿記の原理上、すべての仕訳の借方合計と貸方合計は必ず一致しなければならない。
Question 23: 精算表で「借入金」勘定の修正記入後の金額はどこに記載されるか。
- 損益計算書欄の貸方
- 貸借対照表欄の借方
- 貸借対照表欄の貸方(負債なので) (Correct answer)
- 損益計算書欄の借方
Correct answer: 貸借対照表欄の貸方(負債なので)
借入金は負債なので貸方残高を持ちます。精算表の貸借対照表欄の貸方(負債・純資産側)に記載されます。
Question 24: 合計試算表に記載される内容として正しいものはどれか。
- 各勘定の借方合計と貸方合計 (Correct answer)
- 財務諸表の数値
- 各勘定の残高のみ
- 借方残高と貸方残高の両方
Correct answer: 各勘定の借方合計と貸方合計
合計試算表は各勘定の借方合計金額と貸方合計金額を一覧にした試算表です。転記が正しければ借方合計と貸方合計が一致します。
Question 25: 貸借対照表の負債のうち「固定負債」に分類されるものはどれか。
- 買掛金・未払費用などの流動負債
- 資本金などの純資産
- 長期借入金・社債など支払期限が1年を超える負債 (Correct answer)
- 前受金
Correct answer: 長期借入金・社債など支払期限が1年を超える負債
固定負債は返済期限が1年を超える負債で、長期借入金・社債・退職給付引当金などが含まれます。
Question 26: 精算表の修正記入欄の借方合計と貸方合計は一致するか。
- 借方が必ず大きい
- 一致する(決算整理仕訳も借方=貸方のため) (Correct answer)
- 貸方が必ず大きい
- 一致しない
Correct answer: 一致する(決算整理仕訳も借方=貸方のため)
修正記入欄には決算整理仕訳を記入しますが、仕訳の原則として借方合計=貸方合計が成立します。したがって修正記入欄の合計も一致します。
Question 27: 「仕入帳」の役割として正しいものはどれか。
- 在庫の確認
- 売上原価の計算
- 仕入取引の明細(日付・仕入先・商品名・金額等)を記録する補助記入帳 (Correct answer)
- 買掛金の残高管理
Correct answer: 仕入取引の明細(日付・仕入先・商品名・金額等)を記録する補助記入帳
仕入帳は個々の仕入取引の日付・仕入先・商品名・数量・金額等の明細を記録する補助記入帳です。
Question 28: 試算表で「貸倒引当金」がある場合、試算表のどちら側に表示されるか。
- どちらにも表示されない
- 損益計算書側
- 貸方(資産の控除=評価勘定で貸方残高) (Correct answer)
- 借方(費用なので)
Correct answer: 貸方(資産の控除=評価勘定で貸方残高)
貸倒引当金は売掛金の控除項目(評価勘定)で貸方残高を持ちます。試算表の貸方欄に記載されます。
Question 29: 決算において、収益・費用の各勘定残高を損益勘定へ振り替える手続きを何というか。
- 開始記入
- 損益振替 (Correct answer)
- 残高振替
- 再振替記入
Correct answer: 損益振替
決算では、当期の収益・費用の残高をすべて損益勘定に集め、当期純利益または純損失を計算する手続きを損益振替という。これにより各収益・費用勘定は残高ゼロとなる。
Question 30: 試算表の目的として正しいものはどれか。
- 来期の予算策定
- 転記ミスの発見と各勘定残高の確認 (Correct answer)
- 商品在庫の確認
- 税金の計算
Correct answer: 転記ミスの発見と各勘定残高の確認
試算表は総勘定元帳への転記に誤りがないかを確認し、各勘定の残高を一覧表にしたものです。仕訳帳から元帳への転記ミスを発見するのに役立ちます。
Question 31: 「現金及び現金同等物」の説明(キャッシュフロー計算書上)として正しいものはどれか。
- 現金のみ
- すべての資産
- 銀行借入金を含む
- 手元現金・要求払預金・短期の流動性の高い投資(取得から3か月以内満期の定期預金等) (Correct answer)
Correct answer: 手元現金・要求払預金・短期の流動性の高い投資(取得から3か月以内満期の定期預金等)
キャッシュフロー計算書における「現金及び現金同等物」は、手元現金・要求払預金・短期で容易に換金でき価値変動リスクが小さい投資(3か月以内満期の定期預金等)を指します。
Question 32: 企業会計の基本原則のうち「財務諸表は正確な会計帳簿に基づいて作成しなければならない」という原則はどれか。
- 誘導法の原則(正規の簿記の原則) (Correct answer)
- 明瞭性の原則
- 継続性の原則
- 保守主義の原則
Correct answer: 誘導法の原則(正規の簿記の原則)
正規の簿記の原則(誘導法)は、財務諸表を正規の簿記に従った会計帳簿から誘導して作成することを要求します。
Question 33: 損益計算書において収益200万円・費用180万円のとき、損益計算書の表示として正しいものはどれか。
- 費用・収益・損失をすべて借方に記載
- 当期純利益20万円のみ記載
- 費用180万円・当期純利益20万円を借方に、収益200万円を貸方に記載 (Correct answer)
- 費用200万円・収益180万円と記載
Correct answer: 費用180万円・当期純利益20万円を借方に、収益200万円を貸方に記載
損益計算書では費用(180万円)と当期純利益(20万円)を借方側に、収益(200万円)を貸方側に記載します。両側の合計は200万円で一致します。
Question 34: 電気代1万円を現金で支払った場合の仕訳として正しいものはどれか。
- (借方)通信費 1万円 / (貸方)現金 1万円
- (借方)水道光熱費 1万円 / (貸方)現金 1万円 (Correct answer)
- (借方)水道光熱費 1万円 / (貸方)売上 1万円
- (借方)現金 1万円 / (貸方)水道光熱費 1万円
Correct answer: (借方)水道光熱費 1万円 / (貸方)現金 1万円
電気代は水道光熱費(費用)として処理します。費用の発生は借方、現金の減少は貸方に記録します。
Question 35: 固定資産の減価償却費10万円を計上する場合の仕訳として正しいものはどれか。
- (借方)減価償却費 10万円 / (貸方)備品 10万円
- (借方)備品 10万円 / (貸方)減価償却費 10万円
- (借方)減価償却費 10万円 / (貸方)減価償却累計額 10万円 (Correct answer)
- (借方)減価償却累計額 10万円 / (貸方)減価償却費 10万円
Correct answer: (借方)減価償却費 10万円 / (貸方)減価償却累計額 10万円
減価償却費(費用)の計上は借方、減価償却累計額(資産の控除項目)は貸方に記録します(間接法の場合)。
Question 36: 損益計算書において「販売費及び一般管理費」に含まれるものはどれか。
- 仕入れの費用(売上原価)
- 支払利息(営業外費用)
- 特別損失
- 給料・家賃・減価償却費・広告宣伝費など販売・管理に要する費用 (Correct answer)
Correct answer: 給料・家賃・減価償却費・広告宣伝費など販売・管理に要する費用
販売費及び一般管理費は本業の販売・管理活動に関連する費用で、給料・家賃・水道光熱費・通信費・減価償却費・広告宣伝費などが含まれます。
Question 37: 「引出金」勘定が使われるのはどれか。
- 法人が配当を支払うとき
- 従業員が給与を受け取るとき
- 個人事業主が事業用資金を私的に引き出したとき (Correct answer)
- 商品を売却したとき
Correct answer: 個人事業主が事業用資金を私的に引き出したとき
引出金は個人事業主が事業の資金を私的に使用したとき(生活費など)に使用する勘定科目で、期末に資本金から控除します。
Question 38: 費用の発生を記録する側はどれか。
- 借方(左側) (Correct answer)
- 貸方(右側)
- 中央
- どちらでも可
Correct answer: 借方(左側)
費用は発生したとき借方(左側)に記録します。損益計算書において費用は左側(借方)に位置します。
Question 39: 精算表の作成手順として正しいものはどれか。
- 損益欄→貸借欄→修正記入→残高試算表
- 財務諸表→修正記入→残高試算表
- 残高試算表記入→修正記入→損益・貸借各欄への振り分け→合計確認 (Correct answer)
- 修正記入→残高試算表→財務諸表
Correct answer: 残高試算表記入→修正記入→損益・貸借各欄への振り分け→合計確認
精算表の作成手順は①残高試算表欄への記入、②修正記入(決算整理仕訳)、③修正後残高を損益計算書欄・貸借対照表欄に振り分け、④各欄の合計確認です。
Question 40: 精算表の修正記入欄に記入する「仕訳」は何に基づいているか。
- 日常の仕入れ取引
- 給与の支払記録
- 決算整理事項(棚卸・減価償却・引当金・経過勘定等) (Correct answer)
- 銀行の入出金記録
Correct answer: 決算整理事項(棚卸・減価償却・引当金・経過勘定等)
精算表の修正記入欄は、決算整理仕訳(期末棚卸・固定資産の減価償却・貸倒引当金の設定・経過勘定の計上など)を記入するためのものです。
Question 41: 財務諸表の「注記」の目的として正しいものはどれか。
- 取締役会の決議事項
- 財務諸表本体だけでは伝わらない重要な会計方針や詳細情報を補足説明する (Correct answer)
- 株主総会の議事録
- 税務申告のための付属書類
Correct answer: 財務諸表本体だけでは伝わらない重要な会計方針や詳細情報を補足説明する
財務諸表の注記は、会計方針(減価償却方法・棚卸資産評価方法等)や重要な会計上の見積もり・偶発債務などを補足説明する開示事項です。
Question 42: 「売上高営業利益率」の計算式として正しいものはどれか。
- 当期純利益 ÷ 売上高 × 100
- 経常利益 ÷ 売上高 × 100
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100 (Correct answer)
- 売上総利益 ÷ 売上高 × 100
Correct answer: 営業利益 ÷ 売上高 × 100
売上高営業利益率は営業利益を売上高で割り100を掛けたものです。本業の収益性を示す重要な指標です。
Question 43: 試算表において借方合計と貸方合計が一致する理由はどれか。
- 企業が利益を出しているため
- 決算整理をしたため
- 複式簿記では毎回の仕訳で借方と貸方が必ず同額になるため (Correct answer)
- 消費税が含まれているため
Correct answer: 複式簿記では毎回の仕訳で借方と貸方が必ず同額になるため
複式簿記では一つの取引を必ず同額で借方と貸方に記録するため、試算表の借方合計と貸方合計は常に一致します。これを「貸借平均の原則」といいます。
Question 44: 普通預金口座の利息100円が入金された場合の仕訳として正しいものはどれか。
- (借方)普通預金 100円 / (貸方)支払利息 100円
- (借方)現金 100円 / (貸方)受取利息 100円
- (借方)普通預金 100円 / (貸方)受取利息 100円 (Correct answer)
- (借方)受取利息 100円 / (貸方)普通預金 100円
Correct answer: (借方)普通預金 100円 / (貸方)受取利息 100円
預金利息は受取利息(収益)として貸方、普通預金(資産)の増加として借方に記録します。
Question 45: 「売上帳」の役割として正しいものはどれか。
- 売上取引の明細(日付・取引先・金額等)を記録する補助記入帳 (Correct answer)
- 売掛金の残高管理
- 仕入の明細管理
- 在庫管理
Correct answer: 売上取引の明細(日付・取引先・金額等)を記録する補助記入帳
売上帳は個々の売上取引の日付・得意先・商品名・数量・金額等の明細を記録する補助記入帳です。売上勘定の明細資料となります。
Question 46: 次のうち資産に分類されるものはどれか。
- 借入金
- 売掛金 (Correct answer)
- 資本金
- 買掛金
Correct answer: 売掛金
売掛金は商品を掛け売りしたときに生じる債権であり、将来現金を受け取る権利なので資産に分類されます。買掛金・借入金は負債、資本金は純資産です。
Question 47: 純資産(資本)が増加する取引はどれか。
- 固定資産を購入した
- 借入金を返済した
- 当期純利益が発生した (Correct answer)
- 商品を掛けで仕入れた
Correct answer: 当期純利益が発生した
収益が費用を超えると当期純利益が発生し、純資産(資本)が増加します。掛け仕入れは資産・負債の増加、借入金返済は資産・負債の減少、固定資産購入は資産の振替です。
Question 48: 損益計算書の「売上原価」の計算式(三分法)として正しいものはどれか。
- 当期仕入高のみ
- 売上高 × 原価率
- 期首商品棚卸高 + 当期仕入高 - 期末商品棚卸高 (Correct answer)
- 期末商品棚卸高 + 当期仕入高
Correct answer: 期首商品棚卸高 + 当期仕入高 - 期末商品棚卸高
三分法による売上原価は「期首商品棚卸高+当期仕入高-期末商品棚卸高」です。売れた商品の原価を示します。
Question 49: 三分法における「売上」勘定は、決算書のどこに計上されるか?
- 損益計算書の費用
- 貸借対照表の資産
- 貸借対照表の負債
- 損益計算書の収益 (Correct answer)
Correct answer: 損益計算書の収益
「売上」勘定は収益勘定であり、損益計算書の収益の部に計上される。
Question 50: 精算表(8桁精算表)の列構成として正しいものはどれか。
- 残高試算表2列・修正記入2列・損益計算書2列・貸借対照表2列(合計8列) (Correct answer)
- 残高試算表4列・財務諸表4列
- 4列のみ
- 仕訳帳・元帳・試算表・財務諸表の4段
Correct answer: 残高試算表2列・修正記入2列・損益計算書2列・貸借対照表2列(合計8列)
8桁精算表は残高試算表(借方・貸方)・修正記入(借方・貸方)・損益計算書(借方・貸方)・貸借対照表(借方・貸方)の合計8列で構成されます。
Question 51: 三分法で商品¥50,000を仕入れ、代金は掛けとした場合の正しい仕訳はどれか?
- (借)仕入 50,000 /(貸)売掛金 50,000
- (借)仕入 50,000 /(貸)買掛金 50,000 (Correct answer)
- (借)買掛金 50,000 /(貸)仕入 50,000
- (借)商品 50,000 /(貸)買掛金 50,000
Correct answer: (借)仕入 50,000 /(貸)買掛金 50,000
三分法では商品の仕入れは「仕入」勘定(費用)の借方に、掛け代金は「買掛金」勘定(負債)の貸方に計上する。
Question 52: 貸借対照表(B/S)が表す内容として正しいものはどれか。
- 株価の変動
- 一定時点の財政状態(資産・負債・純資産の残高) (Correct answer)
- 現金の収支
- 一定期間の経営成績
Correct answer: 一定時点の財政状態(資産・負債・純資産の残高)
貸借対照表は決算日(期末)時点における資産・負債・純資産の残高を示す財務諸表で、企業の財政状態を明らかにします。
Question 53: 負債の増加を記録する側はどれか。
- 借方(左側)
- どちらでも同じ
- 貸方(右側) (Correct answer)
- 仕訳しない
Correct answer: 貸方(右側)
負債は貸借対照表の右側(貸方)に記載されるため、増加するときは貸方(右側)に記録します。
Question 54: 元帳(総勘定元帳)の役割として正しいものはどれか。
- 商品の在庫を管理する
- 勘定科目ごとに取引を集計する (Correct answer)
- 試算表を自動作成する
- 日付順にすべての取引を記録する
Correct answer: 勘定科目ごとに取引を集計する
総勘定元帳は勘定科目ごとに設けられた帳簿で、各勘定の増減を集計します。仕訳帳から転記して作成します。
Question 55: 補助簿のうち「補助元帳」に分類されるものはどれか。
- 得意先元帳(売掛金元帳)・仕入先元帳(買掛金元帳) (Correct answer)
- 小口現金出納帳
- 仕入帳
- 現金出納帳
Correct answer: 得意先元帳(売掛金元帳)・仕入先元帳(買掛金元帳)
補助元帳は主要勘定の明細を記録する帳簿で、得意先元帳(売掛金元帳)・仕入先元帳(買掛金元帳)が代表例です。得意先・仕入先ごとの残高を管理します。
Question 56: 「当座預金」勘定の説明として正しいものはどれか。
- 定期的に利息が付く預金
- 株式投資用口座
- 小切手・手形の決済に使う無利息の銀行預金 (Correct answer)
- ATMで引き出せる一般的な預金
Correct answer: 小切手・手形の決済に使う無利息の銀行預金
当座預金は小切手や手形の決済に利用される銀行預金で、利息はつきません。企業間取引の決済手段として広く使われます。
Question 57: 合計残高試算表の構成として正しいものはどれか。
- 借方・貸方の合計欄と残高欄の両方が設けられている (Correct answer)
- 合計欄のみ
- 財務諸表と同じ形式
- 残高欄のみ
Correct answer: 借方・貸方の合計欄と残高欄の両方が設けられている
合計残高試算表は合計試算表と残高試算表を合わせた形式で、各勘定の借方合計・貸方合計・借方残高・貸方残高のすべてが記載されます。
Question 58: 精算表の貸借対照表欄に記載されるものはどれか。
- 資産・負債・純資産の勘定科目と金額 (Correct answer)
- 試算表の合計のみ
- 当期純損益のみ
- 収益・費用の全科目
Correct answer: 資産・負債・純資産の勘定科目と金額
精算表の貸借対照表欄には資産(現金・売掛金・繰越商品等)・負債(買掛金・借入金等)・純資産(資本金等)の各勘定残高が記載されます。
Question 59: 商品¥40,000を仕入れ、代金のうち¥15,000を現金で支払い、残額を掛けとした場合の正しい仕訳はどれか?
- (借)現金 15,000・買掛金 25,000 /(貸)仕入 40,000
- (借)仕入 40,000 /(貸)買掛金 40,000
- (借)仕入 40,000 /(貸)現金 40,000
- (借)仕入 40,000 /(貸)現金 15,000・買掛金 25,000 (Correct answer)
Correct answer: (借)仕入 40,000 /(貸)現金 15,000・買掛金 25,000
仕入¥40,000を借方に計上し、現金支払い分¥15,000と掛け残額¥25,000(¥40,000-¥15,000)を貸方にそれぞれ分けて記入する。
Question 60: 売掛金と買掛金の違いとして正しいものはどれか。
- 売掛金は現金取引、買掛金は手形取引
- 売掛金は費用、買掛金は収益
- 売掛金も買掛金も同じ意味
- 売掛金は商品を掛けで売った際の債権、買掛金は商品を掛けで買った際の債務 (Correct answer)
Correct answer: 売掛金は商品を掛けで売った際の債権、買掛金は商品を掛けで買った際の債務
売掛金は売上代金をまだ受け取っていない債権(資産)、買掛金は仕入代金をまだ支払っていない債務(負債)です。
日商簿記検定 3級
日本商工会議所が主催する簿記検定の3級。商業簿記の基礎知識を問う試験で、小規模企業の経理に必要な仕訳・帳簿記入・財務諸表作成の能力を評価する。
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