日商簿記2級 - Nissho Boki Level 2 商業簿記(連結決算) 2 — Questions and Answers
Question 1: 連結精算表(ワークシート)の利用目的として最も適切なものはどれか。
- 親会社単体の財務諸表を作成するための集計表である
- 個別財務諸表を基礎として連結修正仕訳を加えることにより連結財務諸表を作成するための作業表である (Correct answer)
- 税務申告書を作成するために用いる集計表である
- 子会社の財務諸表のみを集約するための一覧表である
Correct answer: 個別財務諸表を基礎として連結修正仕訳を加えることにより連結財務諸表を作成するための作業表である
連結精算表は、親会社および子会社の個別財務諸表を横並びに配置し、連結修正仕訳を加算・減算することで連結財務諸表の各数値を導き出すための作業表(ワークシート)である。税務目的や単体目的には使用しない。
Question 2: 子会社株式を取得した際、子会社の識別可能な資産および負債はどのように評価するか。
- 取得日における帳簿価額で評価する
- 取得日における公正価値(時価)で評価する (Correct answer)
- 親会社の帳簿価額に合わせて評価する
- 取得価額と帳簿価額の平均額で評価する
Correct answer: 取得日における公正価値(時価)で評価する
連結財務諸表の作成にあたり、子会社の識別可能な資産・負債は取得日の公正価値(時価)で評価する。これをパーチェス法(取得法)と呼び、帳簿価額との差額は評価差額として認識される。
Question 3: 親会社(売掛金300万円)と子会社(買掛金300万円)との間に内部取引による債権・債務が存在する場合、連結修正仕訳として正しいものはどれか。
- (借)買掛金 300万円 /(貸)売掛金 300万円 (Correct answer)
- (借)売掛金 300万円 /(貸)買掛金 300万円
- (借)仕入 300万円 /(貸)売上 300万円
- 連結修正仕訳は不要である
Correct answer: (借)買掛金 300万円 /(貸)売掛金 300万円
連結グループ内の債権・債務は外部との取引ではないため、相殺消去する必要がある。親会社の売掛金(資産)を貸方に、子会社の買掛金(負債)を借方に計上して相殺する。
Question 4: 親会社が子会社株式を600万円で取得した時点において、子会社の純資産のうち親会社持分に相当する金額が450万円であった場合、のれんの金額として正しいものはどれか。
- 100万円
- 150万円 (Correct answer)
- 200万円
- 600万円
Correct answer: 150万円
のれんは、子会社株式の取得原価(600万円)から、取得日における子会社の純資産のうち親会社持分額(450万円)を差し引いた残額として計算される。600万円-450万円=150万円。
Question 5: 親会社が子会社に商品1,200万円(原価960万円)を販売し、当該商品を子会社が同一会計期間中にすべて外部へ販売した場合、連結修正仕訳として正しいものはどれか。
- (借)売上高 1,200万円 /(貸)売上原価 1,200万円 (Correct answer)
- (借)売上高 960万円 /(貸)売上原価 960万円
- (借)売上原価 240万円 /(貸)売上高 240万円
- 連結修正仕訳は不要である
Correct answer: (借)売上高 1,200万円 /(貸)売上原価 1,200万円
グループ内の売上高と売上原価は内部取引として全額相殺消去する。子会社が期末までに全量を外部販売しているため未実現利益は残らないが、売上高1,200万円と売上原価1,200万円を相互に消去する仕訳が必要である。
Question 6: 子会社の当期純利益が250万円であり、親会社持分比率が75%・非支配株主持分比率が25%の場合、連結損益計算書に計上される「非支配株主に帰属する当期純利益」として正しいものはどれか。
- 25万円
- 62万円(小数点以下切捨て)
- 62.5万円 (Correct answer)
- 187.5万円
Correct answer: 62.5万円
非支配株主に帰属する当期純利益は、子会社の当期純利益に非支配株主持分比率を乗じて算定する。250万円×25%=62.5万円。親会社に帰属する187.5万円と合計すると子会社の当期純利益250万円と一致する。
連結精算表(ワークシート)の利用目的として最も適切なものはどれか。