日商簿記2級 - Nissho Boki Level 2 商業簿記(連結決算) 1 — Questions and Answers
Question 1: 日本基準におけるのれんの会計処理として正しいものはどれか。
- のれんは20年以内の期間にわたり規則的に償却する (Correct answer)
- のれんは償却せず、毎期末に減損テストのみを実施する
- のれんは発生した事業年度に全額を費用処理する
- のれんは法定耐用年数に従い定率法で償却する
Correct answer: のれんは20年以内の期間にわたり規則的に償却する
日本基準(企業結合に関する会計基準)では、のれんは20年以内のその効果が及ぶ期間にわたって規則的に償却する。IFRSでは償却せず減損テストのみだが、日本基準では定期償却が必須である。
Question 2: 連結貸借対照表における非支配株主持分の表示区分として正しいものはどれか。
- 流動負債の部に表示する
- 固定負債の部に表示する
- 純資産の部に表示する (Correct answer)
- 繰延資産の部に表示する
Correct answer: 純資産の部に表示する
非支配株主持分は、連結貸借対照表の純資産の部に「非支配株主持分」として表示する。2009年の会計基準改正以前は「少数株主持分」として負債と純資産の中間区分に表示されていたが、現行基準では純資産の部に含める。
Question 3: 持分法が適用される関連会社の判定基準として正しいものはどれか。
- 議決権の10%以上を保有するすべての会社
- 議決権の20%以上を保有し、かつ財務・営業または事業の方針決定に重要な影響を与えられる会社 (Correct answer)
- 議決権の50%超を保有する会社
- 連結子会社以外のすべての出資先会社
Correct answer: 議決権の20%以上を保有し、かつ財務・営業または事業の方針決定に重要な影響を与えられる会社
関連会社は、議決権の20%以上を保有し、財務・営業または事業の方針決定に重要な影響を与えることができる会社をいう。20%未満でも実質的な影響力がある場合は関連会社とみなされることがある。
Question 4: 親会社が子会社に商品を販売し、その商品が子会社の期末棚卸資産に残っている場合の連結修正仕訳として正しいものはどれか。
- 売上高と売上原価を相殺消去するだけでよい
- 未実現利益を消去し、棚卸資産を親会社の取得原価まで減額する (Correct answer)
- 子会社が計上した棚卸資産はそのまま連結上も計上する
- 未実現利益は翌期に繰り越すため当期は修正不要である
Correct answer: 未実現利益を消去し、棚卸資産を親会社の取得原価まで減額する
ダウンストリーム取引(親→子への販売)で期末在庫に未実現利益が含まれる場合、連結上は「売上原価」を増額(または「棚卸資産」を減額)して未実現利益を消去し、棚卸資産を親会社の仕入原価ベースまで引き下げる修正仕訳を行う。
Question 5: 連結財務諸表の作成において、子会社と判定され連結対象となる基本的な基準として正しいものはどれか。
- 親会社が子会社の発行済株式総数の100%を保有している場合のみ連結する
- 親会社が子会社の議決権の過半数を直接または間接に保有している場合、原則として連結対象とする (Correct answer)
- 子会社の売上高が親会社の売上高の10%以上である場合に連結する
- 親会社が融資または債務保証を行っている会社はすべて連結対象となる
Correct answer: 親会社が子会社の議決権の過半数を直接または間接に保有している場合、原則として連結対象とする
支配力基準に基づき、親会社が議決権の過半数(50%超)を直接または間接に所有している会社は、原則として連結子会社として連結財務諸表に含める。議決権比率が過半数未満でも実質的支配がある場合は連結対象となりうる。
Question 6: 連結精算表の作成において、親会社が子会社に対して現金を貸し付けている場合の連結修正仕訳として正しいものはどれか。
- 親会社の貸付金と子会社の借入金を相殺消去する (Correct answer)
- 親会社の貸付金のみを消去し、子会社の借入金はそのまま残す
- 子会社の借入金のみを消去し、親会社の貸付金はそのまま残す
- グループ内の貸付金・借入金は連結修正の対象外である
Correct answer: 親会社の貸付金と子会社の借入金を相殺消去する
連結グループ内の債権・債務は、連結財務諸表上では外部との取引ではないため相殺消去が必要である。親会社の「貸付金」と子会社の「借入金」は同額であり、連結修正仕訳で両者を相殺消去する。これと同時に、利息収益と利息費用も内部取引として消去する。
日本基準におけるのれんの会計処理として正しいものはどれか。