衛生管理者 健康診断・産業医 2 — Questions and Answers
Question 1: 健康診断の結果の保存義務について正しいものはどれか。
- 事業者は法定の期間(定期健診は5年、じん肺は7年、特化則第一類・第二類は30年等)健康診断の記録を保存しなければならない (Correct answer)
- 保存期間は全ての健康診断で1年間
- 保存義務はなく任意
- 記録の保存は産業医のみが行う
Correct answer: 事業者は法定の期間(定期健診は5年、じん肺は7年、特化則第一類・第二類は30年等)健康診断の記録を保存しなければならない
健康診断個人票の保存義務は健診の種類によって異なります。定期・雇入れ時は5年間、じん肺健診は7年間、特化則第一類・第二類物質関連健診は30年間の保存が義務付けられています。
Question 2: 長時間労働者への医師による面接指導の結果について事業者がとるべき対応として正しいものはどれか。
- 面接指導の結果を記録し、医師から意見を聴いて必要な就業上の措置を講じる (Correct answer)
- 面接指導の結果は個人情報のため事業者も閲覧できない
- 医師の意見に従う義務はなく参考程度でよい
- 面接指導の結果は5年後に廃棄してよい
Correct answer: 面接指導の結果を記録し、医師から意見を聴いて必要な就業上の措置を講じる
面接指導の結果記録は5年間保存が義務付けられており、事業者は医師から就業上の措置について意見を聴き、必要に応じて就業場所の変更・労働時間短縮等の措置を講じなければなりません。
Question 3: 衛生委員会の産業医の役割として正しいものはどれか。
- 衛生委員会の委員として、健康障害防止に関する調査審議に参画・意見を述べる (Correct answer)
- 衛生委員会の委員長として会議を主宰する
- 衛生委員会には参加義務がない
- 衛生委員会の議事録を単独で作成する
Correct answer: 衛生委員会の委員として、健康障害防止に関する調査審議に参画・意見を述べる
産業医は衛生委員会(安全衛生委員会)の委員として参加し、作業環境・労働者の健康障害防止・健康保持増進に関する調査審議に参画して専門的な意見を述べる役割を担います。委員長は原則として総括安全衛生管理者が務めます。
Question 4: 定期健康診断において、血液検査で貧血検査として行われる項目として正しいものはどれか。
- 赤血球数・血色素量(ヘモグロビン)・ヘマトクリット値 (Correct answer)
- 白血球分画
- 血小板数・凝固時間
- CRP(C反応性タンパク)
Correct answer: 赤血球数・血色素量(ヘモグロビン)・ヘマトクリット値
定期健康診断の貧血検査は赤血球数、ヘモグロビン(血色素量)、ヘマトクリット値(赤血球の体積割合)が基本項目です。これらの値が低値の場合に貧血と診断されます。
Question 5: 産業保健の一次・二次・三次予防の区別として正しいものはどれか。
- 一次予防:発症前の予防(健康増進・特異的予防)、二次予防:早期発見・早期治療(健康診断)、三次予防:治療・リハビリ・職場復帰 (Correct answer)
- 一次予防:治療、二次予防:リハビリ、三次予防:予防接種
- 一次予防:健康診断のみ、二次予防:手術、三次予防:健康相談
- 一次予防:三次予防→二次予防→一次予防の逆順
Correct answer: 一次予防:発症前の予防(健康増進・特異的予防)、二次予防:早期発見・早期治療(健康診断)、三次予防:治療・リハビリ・職場復帰
産業保健における予防の段階:①一次予防(発症前:健康増進、リスク除去)、②二次予防(早期発見・早期治療:健康診断等)、③三次予防(治療・職場復帰・再発防止:リハビリ等)の3段階です。
Question 6: 健康診断後の保健指導において、禁煙支援の効果的な方法として適切なものはどれか。
- 短時間の禁煙アドバイスでも効果があり、ニコチン代替療法等との組み合わせが有効 (Correct answer)
- 禁煙は個人の意志のみで行うべきで医療的支援は不要
- 一度の禁煙失敗で再挑戦することは意味がない
- 禁煙支援は医師のみが行える行為
Correct answer: 短時間の禁煙アドバイスでも効果があり、ニコチン代替療法等との組み合わせが有効
禁煙支援では医師・保健師等による短時間の禁煙アドバイス(5A:Ask, Advise, Assess, Assist, Arrange)でも有効性が示されています。ニコチンパッチ・バレニクリン等の薬物療法との組み合わせで効果が高まります。
健康診断の結果の保存義務について正しいものはどれか。