衛生管理者 労働生理 3 — Questions and Answers
Question 1: 免疫系において、T細胞(Tリンパ球)の主な役割として正しいものはどれか。
- 細胞性免疫(ウイルス感染細胞の排除・NK細胞の活性化等)を担う (Correct answer)
- 抗体の産生
- 補体の産生
- 食作用(貪食)による病原体の排除
Correct answer: 細胞性免疫(ウイルス感染細胞の排除・NK細胞の活性化等)を担う
T細胞(Tリンパ球)は細胞性免疫を担い、キラーT細胞(ウイルス感染細胞・がん細胞の殺傷)、ヘルパーT細胞(免疫応答の調節)、制御性T細胞(自己免疫抑制)などの種類があります。抗体産生はB細胞の役割です。
Question 2: 消化酵素とその働きの組み合わせとして正しいものはどれか。
- アミラーゼ(唾液・膵臓)→デンプンを糖に分解 (Correct answer)
- ペプシン(膵臓)→タンパク質を分解
- リパーゼ(胃)→脂肪を分解
- マルターゼ(胃)→タンパク質を分解
Correct answer: アミラーゼ(唾液・膵臓)→デンプンを糖に分解
アミラーゼは唾液腺と膵臓から分泌され、デンプンを麦芽糖等に分解します。ペプシンは胃液中の酵素、リパーゼは膵臓・小腸から分泌、マルターゼは小腸で麦芽糖をブドウ糖に分解します。
Question 3: 赤血球の主な機能として正しいものはどれか。
- ヘモグロビンを介したO₂の運搬とCO₂の運搬 (Correct answer)
- 抗体産生による免疫応答
- 食作用による細菌の除去
- 血液凝固への関与
Correct answer: ヘモグロビンを介したO₂の運搬とCO₂の運搬
赤血球の主な機能はヘモグロビン(Fe²⁺を含む)によるO₂運搬(肺から組織へ)とCO₂の一部運搬(組織から肺へ)です。赤血球には核がなく約120日の寿命があります。
Question 4: 内分泌(ホルモン)系において、インスリンの主な作用として正しいものはどれか。
- 血糖値を下げる(細胞のグルコース取り込み促進・グリコーゲン合成促進) (Correct answer)
- 血糖値を上げる
- 血圧を上げる
- 心拍数を増加させる
Correct answer: 血糖値を下げる(細胞のグルコース取り込み促進・グリコーゲン合成促進)
インスリンは膵臓のランゲルハンス島β細胞から血糖上昇に応じて分泌され、細胞へのグルコース取り込み促進・グリコーゲン合成促進・脂肪合成促進により血糖値を下げます。
Question 5: 骨の構造と機能について正しいものはどれか。
- 骨は造血(赤血球・白血球・血小板の産生)とカルシウム貯蔵の機能も持つ (Correct answer)
- 骨は体を支えるだけで代謝的に不活性な組織である
- 成人では骨の再構築(リモデリング)は起こらない
- 骨は体内で最もカルシウム含有量が少ない組織
Correct answer: 骨は造血(赤血球・白血球・血小板の産生)とカルシウム貯蔵の機能も持つ
骨は体を支える役割に加え、赤色骨髄での造血(赤血球・白血球・血小板の産生)、体内カルシウムの約99%の貯蔵、骨芽細胞と破骨細胞による継続的なリモデリングなど重要な機能を持ちます。
Question 6: 脳の構造と機能において、大脳皮質の機能局在として正しいものはどれか。
- 前頭葉は随意運動の指令・判断・感情などの高次機能を担う (Correct answer)
- 後頭葉は主に聴覚を処理する
- 側頭葉は視覚情報を処理する
- 頭頂葉は主に嗅覚を処理する
Correct answer: 前頭葉は随意運動の指令・判断・感情などの高次機能を担う
前頭葉は運動野(随意運動)、前頭前野(判断・計画・感情制御などの高次認知機能)を含みます。後頭葉は視覚、側頭葉は聴覚・記憶・言語(優位半球)、頭頂葉は体性感覚・空間認知を担います。
免疫系において、T細胞(Tリンパ球)の主な役割として正しいものはどれか。