衛生管理者 労働生理 2 — Questions and Answers
Question 1: ヒトの体温調節において、体温が上昇したときの反応として正しいものはどれか。
- 皮膚血管の拡張と発汗増加による体温の放散 (Correct answer)
- 皮膚血管の収縮と震えによる体温の産生
- 甲状腺ホルモンの分泌増加
- 血管収縮による末梢の冷却
Correct answer: 皮膚血管の拡張と発汗増加による体温の放散
体温上昇時の体温調節反応は①皮膚血管の拡張(体表面からの放熱増加)、②発汗(蒸発による冷却)です。体温低下時は皮膚血管収縮と震え(産熱)が起こります。
Question 2: 血液凝固に関与する主な成分として正しいものはどれか。
- 血小板・フィブリノーゲン・凝固因子 (Correct answer)
- 赤血球・白血球・ヘモグロビン
- 免疫グロブリン(抗体)・補体
- リンパ球・マクロファージ・NK細胞
Correct answer: 血小板・フィブリノーゲン・凝固因子
血液凝固には血小板(一次止血:血栓形成)、フィブリノーゲン(フィブリンへの変換による凝固)、各種凝固因子(カスケード反応)が関与します。
Question 3: 消化管の蠕動運動を調節する主な要因として正しいものはどれか。
- 副交感神経(迷走神経)の刺激で促進し、交感神経の刺激で抑制される (Correct answer)
- 交感神経の刺激のみで促進される
- 意識的なコントロールのみで調節される
- ホルモンのみで調節される
Correct answer: 副交感神経(迷走神経)の刺激で促進し、交感神経の刺激で抑制される
消化管の蠕動運動は主に自律神経により調節されます。副交感神経(迷走神経)刺激で消化管運動は促進し(消化を助ける)、交感神経刺激で抑制されます(ストレス時に消化が悪くなる理由)。
Question 4: ストレス反応における「闘争・逃走反応(fight or flight response)」を引き起こす主なホルモンはどれか。
- アドレナリン(エピネフリン)とノルアドレナリン (Correct answer)
- インスリンとグルカゴン
- エストロゲンとプロゲステロン
- 甲状腺ホルモンとカルシウム
Correct answer: アドレナリン(エピネフリン)とノルアドレナリン
闘争・逃走反応では副腎髄質からアドレナリン・ノルアドレナリンが分泌され、心拍数増加・血圧上昇・血糖上昇・気管支拡張等により身体を緊急事態への対応に備えます。
Question 5: ヒトの睡眠とその調節に関して正しいものはどれか。
- メラトニン(松果体から分泌)が暗くなると増加し、睡眠を誘導する (Correct answer)
- コルチゾールが夜間に増加して睡眠を促進する
- 睡眠は随意的にコントロールできる意識的な活動
- REM睡眠時には脳波が完全に平坦になる
Correct answer: メラトニン(松果体から分泌)が暗くなると増加し、睡眠を誘導する
睡眠は松果体から分泌されるメラトニン(暗くなると分泌増加)により誘導・調節されます。コルチゾールは覚醒に関与し朝方に上昇します。REM睡眠時は脳波が活発で夢を見ることが多いです。
Question 6: 体液の組成と調節について正しいものはどれか。
- 細胞外液の主な陽イオンはNa⁺(ナトリウムイオン)であり、腎臓による調節を受ける (Correct answer)
- 細胞内液の主な陽イオンはNa⁺(ナトリウムイオン)
- 血液のpHは正常で4.0〜5.0
- 水分は食物からのみ体内に取り込まれる
Correct answer: 細胞外液の主な陽イオンはNa⁺(ナトリウムイオン)であり、腎臓による調節を受ける
細胞外液(血液・組織液等)の主な陽イオンはNa⁺であり、腎臓によるNa⁺再吸収・排泄の調節が血液量・血圧調節に重要です。細胞内液の主な陽イオンはK⁺(カリウムイオン)です。血液のpHは7.35〜7.45です。
ヒトの体温調節において、体温が上昇したときの反応として正しいものはどれか。