衛生管理者 労働衛生(一般) 2 — Questions and Answers
Question 1: 騒音作業における聴力保護として、耳栓の正しい装着方法はどれか。
- 耳栓を指で細く丸め、耳の穴に深く挿入してゆっくり膨らませる (Correct answer)
- 耳栓をそのまま耳の入口に置くだけでよい
- 耳栓は毎回新品を使用し、使い回しはしない(※装着法として)
- 耳栓は耳覆いと一緒には使用できない
Correct answer: 耳栓を指で細く丸め、耳の穴に深く挿入してゆっくり膨らませる
耳栓の正しい装着方法は、指で細く丸め(圧縮し)、耳介を引き上げながら耳道を真っ直ぐにして耳の穴に深く挿入し、手を当てたまましばらく待って膨らませることです。浅い装着では遮音効果が大幅に低下します。
Question 2: 作業関連疾患(WRD)の概念として正しいものはどれか。
- 職業的要因が発症・悪化に関与するが、職業的要因のみが原因ではない疾患 (Correct answer)
- 職業的要因のみによって発症する疾患(狭義の職業病と同義)
- 業務と無関係に発症する一般的な疾患
- 遺伝的要因のみによって発症する疾患
Correct answer: 職業的要因が発症・悪化に関与するが、職業的要因のみが原因ではない疾患
作業関連疾患(Work-Related Disease)は職業的要因が発症・悪化に関与するが、生活習慣、個人的要因なども複合的に関与する疾患です。腰痛、頸肩腕症候群、高血圧などが含まれます。
Question 3: 化学物質の皮膚への影響を防ぐための手袋選択として重要な考え方はどれか。
- 取り扱う化学物質の種類に応じて適切な素材(ニトリル・ネオプレン・天然ゴムなど)を選ぶ (Correct answer)
- どんな化学物質でも天然ゴム手袋で対応できる
- 薄手の手袋は作業性が良いため常に選ぶべきである
- 手袋を着用すれば全ての化学物質から完全に保護される
Correct answer: 取り扱う化学物質の種類に応じて適切な素材(ニトリル・ネオプレン・天然ゴムなど)を選ぶ
化学物質用手袋は取り扱う物質の種類により、透過性・耐性が異なります。有機溶剤にはニトリルやネオプレン、酸にはネオプレンやブチルゴムなど、物質に適した素材を選ぶことが重要です。
Question 4: 石綿(アスベスト)作業における作業管理として適切なものはどれか。
- 石綿粉じんが発散する作業では湿潤化および隔離・密封を徹底する (Correct answer)
- 石綿は天然素材のため特別な管理は不要である
- 石綿作業では防じんマスクの使用は義務でない
- 石綿廃棄物は一般廃棄物として処理できる
Correct answer: 石綿粉じんが発散する作業では湿潤化および隔離・密封を徹底する
石綿作業では粉じんの発散を防ぐため湿潤化(水散布)、隔離・密封、専用の呼吸用保護具(電動ファン付き呼吸用保護具等)の使用が必要です。石綿廃棄物は特別管理産業廃棄物として処理が必要です。
Question 5: 作業手順書(作業標準)の作成・整備の目的として最も適切なものはどれか。
- 作業の安全・品質・効率を確保し、作業者間のばらつきを防ぐため (Correct answer)
- 管理者の責任を作業者に転嫁するため
- 法令上の義務を形式的に満たすためだけ
- 作業の自由度を制限し創意工夫を阻害するため
Correct answer: 作業の安全・品質・効率を確保し、作業者間のばらつきを防ぐため
作業手順書は安全で効率的な作業方法を標準化したものであり、作業の安全確保、品質の安定、訓練の効率化、作業者間のばらつき防止を目的としています。改善サイクルの基礎にもなります。
Question 6: 有害業務に従事する労働者の就業制限として正しいものはどれか。
- 特定の有害業務には就業資格(免許・技能講習・特別教育)が必要とされる (Correct answer)
- 健康診断の結果が良好であれば全ての有害業務に就業できる
- 年齢による就業制限はなく、資格のみで判断される
- 有害業務の就業制限は事業者が独自に設定できる
Correct answer: 特定の有害業務には就業資格(免許・技能講習・特別教育)が必要とされる
放射線業務、潜水業務、特定化学物質取扱業務など特定の有害業務には、法令に基づく免許・技能講習・特別教育の修了が就業資格として必要とされています。健康状態による就業禁止規定もあります。
騒音作業における聴力保護として、耳栓の正しい装着方法はどれか。