衛生管理者 労働衛生(有害業務) 2 — Questions and Answers
Question 1: WBGT(湿球黒球温度)指数の計算に使用されない測定値はどれか。
- 気圧 (Correct answer)
- 自然湿球温度
- 黒球温度
- 乾球温度
Correct answer: 気圧
WBGTは自然湿球温度、黒球温度、乾球温度を用いて計算します。屋内や日射のない屋外ではWBGT=0.7×自然湿球温度+0.3×黒球温度で計算し、気圧は使用しません。
Question 2: 有機溶剤の蒸気濃度測定に用いられる検知管式ガス測定器の特徴として正しいものはどれか。
- 簡便で現場での迅速測定に適しているが、精度は分析機器より劣る (Correct answer)
- 高精度で誤差が全くない
- 測定に専門的な技術者資格が必要である
- 一度使用した検知管は再使用可能である
Correct answer: 簡便で現場での迅速測定に適しているが、精度は分析機器より劣る
検知管式ガス測定器は操作が簡単で現場での迅速測定に適していますが、精度はガスクロマトグラフなどの分析機器より劣ります。使い捨てで資格不要で使用できますが、測定誤差に注意が必要です。
Question 3: 騒音作業における聴力保護具(耳栓・耳覆い)の使用に関して正しいものはどれか。
- 耳栓と耳覆いを併用することで、より高い遮音効果が得られる (Correct answer)
- 耳栓は耳覆いより常に遮音効果が高い
- 聴力保護具を使用すれば作業環境の改善は不要である
- 耳覆いは高周波数域の騒音に対して効果が低い
Correct answer: 耳栓と耳覆いを併用することで、より高い遮音効果が得られる
耳栓と耳覆いを併用(ダブルプロテクション)することで、単独使用より高い遮音効果が得られます。特に非常に高い騒音レベルの作業場で有効です。
Question 4: 粉じんによるじん肺の発症に関係する粉じんの特性として最も重要なものはどれか。
- 粒子の大きさと組成(遊離けい酸の含有量) (Correct answer)
- 粒子の色と臭い
- 粉じんの温度
- 粉じんの発生時間帯
Correct answer: 粒子の大きさと組成(遊離けい酸の含有量)
じん肺の発症には粉じんの粒子径(肺胞に到達できる10μm以下の吸入性粉じん)と組成(遊離けい酸含有量が高いほど毒性が強い)が最も重要な要因です。
Question 5: 作業環境における化学物質の管理濃度とは何か。
- 労働者の健康障害を予防するために設定された作業環境の評価基準となる濃度 (Correct answer)
- 化学物質が爆発する限界濃度
- 化学物質の臭いを感じることができる最低濃度
- 化学物質の急性毒性が発現する濃度
Correct answer: 労働者の健康障害を予防するために設定された作業環境の評価基準となる濃度
管理濃度は、作業環境測定基準に基づき、労働者の健康障害を予防するため、作業環境の状態を評価するための基準として厚生労働大臣が定めた濃度です。
Question 6: 振動障害の予防対策として適切でないものはどれか。
- 振動工具を使用する作業時間を無制限に延長する (Correct answer)
- 振動工具の定期的な点検・整備を行う
- 防振手袋を着用する
- 振動工具使用後に手指の温浴を行う
Correct answer: 振動工具を使用する作業時間を無制限に延長する
振動障害(手腕振動症候群)の予防には振動工具の使用時間を制限することが重要です。使用時間を無制限に延長することは振動障害のリスクを高める不適切な行為です。
WBGT(湿球黒球温度)指数の計算に使用されない測定値はどれか。