危険物乙4 貯蔵・取扱いの方法 4 — Questions and Answers
Question 1: タンクへの危険物注入速度(流速)を制限する理由として正しいものはどれか。
- 流速が速すぎると静電気が発生しやすくなり引火事故の危険がある (Correct answer)
- 速く注入すると危険物が変質するため
- 流速に制限はない
- ポンプの保護のため
Correct answer: 流速が速すぎると静電気が発生しやすくなり引火事故の危険がある
液体が配管・ホース内を流れるとき流速が速いほど静電気が発生しやすくなります。一般に流速1m/s以下(配管径による)に制限して静電気発生を抑制します。
Question 2: 危険物施設での火気使用作業(溶接・溶断等)を行う場合の手続きとして正しいものはどれか。
- 危険物保安監督者の承認を得て、危険物の安全確認・排除を行ってから実施する (Correct answer)
- 必要なら溶接工の判断のみで実施できる
- 消防署への届け出は不要
- 深夜に実施すれば問題ない
Correct answer: 危険物保安監督者の承認を得て、危険物の安全確認・排除を行ってから実施する
危険物施設での溶接・溶断等の火気使用作業は危険物保安監督者の確認・承認が必要です。作業前に危険物の排除・換気・防護措置を徹底してから実施します。
Question 3: 「混触危険性」の確認方法として正しいものはどれか。
- 化学品安全データシート(SDS)の「反応性」欄で混触危険物質を確認する (Correct answer)
- 見た目と臭いで確認する
- 混触して問題がなければ継続使用する
- 混触危険性の確認は専門家以外には不要
Correct answer: 化学品安全データシート(SDS)の「反応性」欄で混触危険物質を確認する
化学品安全データシート(SDS:旧MSDS)の「反応性」欄には混触してはならない物質(禁水・禁酸化剤等)が記載されています。取り扱い前にSDSで確認することが重要です。
Question 4: 危険物施設の定期点検で確認すべき事項として適切でないものはどれか。
- 施設の建物の外壁の美観 (Correct answer)
- タンク・配管の腐食・漏えいの確認
- 消火設備の機能確認
- 標識・掲示板の確認
Correct answer: 施設の建物の外壁の美観
定期点検では安全に関わる事項(腐食・漏えい・消火設備・標識等)を確認します。建物の美観は安全とは無関係であり点検項目に含まれません。
Question 5: 危険物の誤注入(誤って異なる油種を給油する)防止対策として正しいものはどれか。
- 給油口のノズル形状・色で識別し、ラベル・標識で油種を明示する (Correct answer)
- 色による識別は効果がない
- 誤注入は起こらないので対策不要
- 担当者の注意のみで防止できる
Correct answer: 給油口のノズル形状・色で識別し、ラベル・標識で油種を明示する
誤給油防止にはノズルと給油口の形状的な識別(物理的フールプルーフ)、色による視覚的識別、明確なラベル表示の組み合わせが効果的です。特に自動車への誤給油(ガソリン車への軽油等)は重大事故につながります。
Question 6: 危険物取扱施設において「ヒヤリハット」事例を記録・共有する目的として正しいものはどれか。
- 軽微なヒヤリハット事例を分析して重大事故の予防につなげるため(ハインリッヒの法則) (Correct answer)
- 記録しても事故予防には役立たない
- 法律で義務付けられているため仕方なく記録する
- 事故が起きた場合の免責のため
Correct answer: 軽微なヒヤリハット事例を分析して重大事故の予防につなげるため(ハインリッヒの法則)
ハインリッヒの法則では1件の重大事故の背後に29件の軽微な事故・300件のヒヤリハットがあるとされます。ヒヤリハットを記録・共有・分析して根本原因を除去することで重大事故を未然に防ぎます。
タンクへの危険物注入速度(流速)を制限する理由として正しいものはどれか。