危険物乙4 燃焼の基礎理論 4 — Questions and Answers
Question 1: 「ボイルオーバー」の説明として正しいものはどれか。
- 原油タンク火災で高温層が底部の水層に達し、蒸気爆発的に燃焼油が飛び散る現象 (Correct answer)
- タンク内の液体が沸騰して噴き出す現象全般
- LPGタンクが過熱されて爆発する現象
- 地下タンクから油が漏れ出る現象
Correct answer: 原油タンク火災で高温層が底部の水層に達し、蒸気爆発的に燃焼油が飛び散る現象
ボイルオーバーは原油・重質油タンク火災において、タンク底部に存在する水層に高温の熱波(ヒートウェーブ)が到達したとき、水が急激に蒸発して燃焼油を激しく飛散させる現象です。
Question 2: 液体危険物の燃焼において「燃焼点」の定義として正しいものはどれか。
- 点火源を取り去っても燃焼が継続する最低の液温 (Correct answer)
- 液体が初めて引火する温度
- 蒸気が爆発的に燃える温度
- 液体が沸騰する温度
Correct answer: 点火源を取り去っても燃焼が継続する最低の液温
燃焼点とは、点火源を取り除いても燃焼が持続する最低の液温です。引火点より高い温度で、燃焼点以上の液温では自律的に燃焼を続けます。
Question 3: 酸素濃度と燃焼の関係について正しいものはどれか。
- 酸素濃度が約15%以下になると多くの可燃物は燃焼が困難になる (Correct answer)
- 酸素濃度が10%あれば通常通り燃焼する
- 酸素濃度と燃焼は無関係
- 酸素濃度が高いほど燃焼しにくくなる
Correct answer: 酸素濃度が約15%以下になると多くの可燃物は燃焼が困難になる
通常、酸素濃度が約15%以下になると燃焼が困難になります(窒息消火の原理)。通常の空気の酸素濃度は約21%です。
Question 4: 「BLEVE(ブレーブ)」の説明として正しいものはどれか。
- 沸騰液体膨張蒸気爆発で、加熱された液化ガス容器が破裂して急激に蒸気が膨張する現象 (Correct answer)
- 液体タンクの通常の漏れ
- ガス配管内の圧力上昇現象
- 石油の自然蒸発現象
Correct answer: 沸騰液体膨張蒸気爆発で、加熱された液化ガス容器が破裂して急激に蒸気が膨張する現象
BLEVE(Boiling Liquid Expanding Vapor Explosion)は加圧液化ガスを入れた容器が外部火災等で加熱されて破裂し、内部の液体が瞬時に蒸発膨張する爆発現象です。
Question 5: 可燃性固体の粉じん爆発について正しいものはどれか。
- 可燃性粉体が空気中に一定濃度で浮遊したとき、点火源により爆発的に燃焼する現象 (Correct answer)
- 粉体が高温に熱せられて自然発火する現象のみ
- 粉体は爆発しない
- 粉体爆発は水中でのみ起こる
Correct answer: 可燃性粉体が空気中に一定濃度で浮遊したとき、点火源により爆発的に燃焼する現象
粉じん爆発は、可燃性物質の微粒子(金属粉・穀物粉・コーンスターチ等)が空気中に浮遊して爆発下限濃度以上になったとき、点火源により急激燃焼する現象です。
Question 6: 常温(20℃)で可燃性蒸気を発生する第4類危険物はどれか。
- ガソリン(引火点-40℃以下) (Correct answer)
- 重油(引火点60℃以上)
- グリセリン(引火点160℃)
- エチレングリコール(引火点111℃)
Correct answer: ガソリン(引火点-40℃以下)
常温(20℃)での可燃性蒸気発生には引火点が常温以下の物質が該当します。ガソリンの引火点は-40℃以下なので、常温でも十分な蒸気を発生します。
「ボイルオーバー」の説明として正しいものはどれか。