危険物乙4 燃焼の基礎理論 3 — Questions and Answers
Question 1: 燃焼温度に影響する因子として適切でないものはどれか。
- 危険物施設の建物の色 (Correct answer)
- 可燃物の種類
- 空気との混合比率
- 水分の含有量
Correct answer: 危険物施設の建物の色
建物の色は燃焼温度に直接影響しません。燃焼温度は可燃物の種類・組成、空燃比(空気と燃料の比率)、水分含有量、燃焼圧力などによって決まります。
Question 2: 引火点と危険性の関係について正しいものはどれか。
- 引火点が低いほど引火の危険性が高い (Correct answer)
- 引火点が高いほど引火の危険性が高い
- 引火点と危険性は無関係
- 引火点が0℃以上のものは安全
Correct answer: 引火点が低いほど引火の危険性が高い
引火点が低いほど低い温度で引火可能な蒸気が発生するため危険性が高くなります。例えばガソリン(-40℃以下)は灯油(40℃以上)より引火点が低く、より危険です。
Question 3: 可燃性蒸気の燃焼下限界(LEL)について正しいものはどれか。
- 空気中の可燃性蒸気濃度がこの値以下では燃焼が起こらない最低濃度 (Correct answer)
- 爆発が起こる最高濃度
- 引火点での蒸気濃度
- 発火点での蒸気濃度
Correct answer: 空気中の可燃性蒸気濃度がこの値以下では燃焼が起こらない最低濃度
燃焼下限界(LEL)は、空気中の可燃性蒸気濃度がこれ以下だと燃焼しない最低濃度(vol%)です。濃度がLEL以下では「薄すぎて燃えない」状態です。
Question 4: 第4類危険物(引火性液体)の燃焼形態として主なものはどれか。
- 蒸発燃焼 (Correct answer)
- 表面燃焼
- 分解燃焼
- 自己燃焼
Correct answer: 蒸発燃焼
液体の危険物(ガソリン・アルコール・灯油等)は液面から蒸発した蒸気が燃焼する「蒸発燃焼」が主な燃焼形態です。液体そのものが燃えるわけではなく、蒸気が燃えます。
Question 5: 可燃性ガスが密閉容器内で爆発したとき、圧力はどうなるか。
- 急激に圧力が上昇し、容器が破裂する危険がある (Correct answer)
- 圧力は変化しない
- 圧力は低下する
- 温度上昇のみで圧力変化はない
Correct answer: 急激に圧力が上昇し、容器が破裂する危険がある
密閉容器内でガスが爆発すると燃焼による体積膨張で急激に圧力が上昇し、容器の耐圧強度を超えると破裂(BLEVE等)します。これが密閉空間での爆発が危険な理由です。
Question 6: 混合ガスの燃焼下限界を求める際に使用する式はどれか。
- ル・シャトリエの式(Le Chatelier's formula) (Correct answer)
- オームの法則
- ボイルの法則
- アボガドロの法則
Correct answer: ル・シャトリエの式(Le Chatelier's formula)
複数の可燃性ガスが混合した場合の燃焼下限界はル・シャトリエの式によって計算します。L = 100 / (V1/L1 + V2/L2 + …) で求めます。
燃焼温度に影響する因子として適切でないものはどれか。