行政書士 憲法 — Questions and Answers
Question 1: 「法の支配」の説明として正しいものはどれか。
- 法によって権力を拘束し、恣意的な支配を排除すること (Correct answer)
- 権力者が法を自由に制定・運用すること
- 多数決で決めたことが法になること
- 行政が法の範囲外でも活動できること
Correct answer: 法によって権力を拘束し、恣意的な支配を排除すること
法の支配とは、国家権力も含めたすべての主体が法に従わなければならないという原則であり、恣意的な支配(人の支配)を排除するものです。
Question 2: 「法律」と「命令」の効力関係として正しいものはどれか。
- 法律は命令に優越する (Correct answer)
- 命令は法律に優越する
- 法律と命令は同位である
- 命令は法律を改廃できる
Correct answer: 法律は命令に優越する
法令の形式的効力は、憲法>法律>命令(政令・省令など)の順であり、法律は命令に優越します。命令は法律の範囲内でのみ制定できます。
Question 3: 「公法」と「私法」の区別において私法に該当するものはどれか。
- 民法 (Correct answer)
- 行政法
- 憲法
- 刑法
Correct answer: 民法
私法とは対等な私人間の法律関係を規律する法で、民法・商法がその代表です。行政法・憲法・刑法は公法(国家と個人の関係を規律)に分類されます。
Question 4: 「法の解釈」における「類推解釈」の説明として正しいものはどれか。
- 法が規定していない事項について類似の規定を適用すること (Correct answer)
- 条文の文言を文字通り解釈すること
- 条文の意味を拡大解釈すること
- 反対の事情に規定を適用すること
Correct answer: 法が規定していない事項について類似の規定を適用すること
類推解釈とは、法に規定のない事項について、それと類似した規定を適用(類推適用)する解釈方法で、刑法では類推解釈が禁止されています。
Question 5: 「条例」と「法律」の関係として正しいものはどれか。
- 条例は法律の範囲内で制定できる (Correct answer)
- 条例は法律に優越する
- 条例は国会が制定する
- 法律と条例は同位である
Correct answer: 条例は法律の範囲内で制定できる
条例は地方公共団体が制定するものであり、法律の範囲内でのみ有効です(地方自治法第14条)。条例が法律に反する場合は無効となります。
Question 6: 「不文法(慣習法)」の説明として正しいものはどれか。
- 成文化されていないが法的拘束力を持つ慣行 (Correct answer)
- 国会が制定した成文の法規
- 条約を指す
- 地方公共団体が制定した条例
Correct answer: 成文化されていないが法的拘束力を持つ慣行
不文法(慣習法)とは成文化されていない法のことで、社会で繰り返し行われ法的確信を伴う慣行は法的拘束力を持ちます。
「法の支配」の説明として正しいものはどれか。