簿記2級 税務会計 2 — Questions and Answers
Question 1: C/Sの間接法で棚卸資産の増加をマイナス調整する理由はどれか。
- 在庫が増加すると仕入に現金を使っているが費用(売上原価)には計上されていないため差し引く (Correct answer)
- 在庫増加は利益増加を意味するため
- 棚卸資産の増加はキャッシュアウトを伴わないため
- 在庫増加は売上原価を増やすため
Correct answer: 在庫が増加すると仕入に現金を使っているが費用(売上原価)には計上されていないため差し引く
間接法で棚卸資産増加はマイナス調整:売上原価に計上されていない分の現金(仕入)が使われているため。逆に棚卸資産減少は売上原価に計上されたが現金支出がない分なのでプラス調整。
Question 2: 設備の売却によるキャッシュフローはC/Sのどの区分に含まれるか。
- 投資活動CF(売却収入として) (Correct answer)
- 営業活動CF(本業収入として)
- 財務活動CF(資産処分として)
- どの区分にも含まれない
Correct answer: 投資活動CF(売却収入として)
有形固定資産・投資有価証券等の売却による収入は投資活動CFに含まれる。これらは本業の営業収入ではなく投資の回収として分類される。売却損益は損益計算書のみに反映され、C/Sの投資活動では実際の売却収入(税引き前)を計上する。
Question 3: C/Sの「現金及び現金同等物」に含まれるものとして正しいものはどれか。
- 取得日から3ヶ月以内に満期が到来する短期投資(定期預金・MMF等) (Correct answer)
- 満期まで1年以上の定期預金
- 株式型投資信託
- 貸付金
Correct answer: 取得日から3ヶ月以内に満期が到来する短期投資(定期預金・MMF等)
現金同等物は容易に換金でき、かつ価値変動リスクが僅少な短期投資。取得日から3ヶ月(日本基準)以内に満期・償還の金融商品(短期定期預金・CP等)が該当。株式・長期債券・貸付金は含まれない。
Question 4: C/Sでの社債発行による現金収入の分類として正しいものはどれか。
- 財務活動CF(資金調達として) (Correct answer)
- 営業活動CF
- 投資活動CF
- どの区分にも含まれない
Correct answer: 財務活動CF(資金調達として)
社債発行・長期借入金・新株発行など資金調達活動による現金収入は財務活動CFに含まれる。社債の元本返済・利息支払い(日本基準は営業か財務)・配当支払いも財務活動CFに含まれることが多い。
Question 5: C/S上の「営業活動CFがプラスかつ投資活動CFがマイナス」の状態の解釈として正しいものはどれか。
- 本業で稼いだ現金を設備投資に使っている健全な成長投資の状態 (Correct answer)
- 財務的に危険な状態
- 会社が収縮している状態
- 現金が枯渇しつつある状態
Correct answer: 本業で稼いだ現金を設備投資に使っている健全な成長投資の状態
営業活動CF+(本業稼ぎ)・投資活動CF-(設備投資)・財務活動CF±(借入返済等)の典型的な成長企業のパターン。FCF=営業CF+投資CFがプラスであれば、借入や株式発行なしに投資できる健全な状態。
Question 6: C/Sにおいてリース料の支払い(ファイナンスリース、元本返済相当分)の分類として正しいものはどれか。
- 財務活動CF(負債の返済として) (Correct answer)
- 営業活動CF(費用支払いとして)
- 投資活動CF(資産取得として)
- リース料は全額営業活動CF
Correct answer: 財務活動CF(負債の返済として)
ファイナンスリースの支払はリース負債の元本返済部分と利息部分に分かれる。元本返済は財務活動CF(負債の返済)、利息部分は日本基準では営業活動CF(費用支払)または財務活動CF。オペレーティングリースは全額営業活動CF(IFRS16後は元本=財務CF、利息=営業または財務CF)。
C/Sの間接法で棚卸資産の増加をマイナス調整する理由はどれか。