簿記2級 本支店会計 — Questions and Answers
Question 1: 本支店会計において本店が支店に現金を送金した場合の本店側の仕訳として正しいものはどれか。
- (借)支店 ×× (貸)現金 ×× (Correct answer)
- (借)現金 ×× (貸)支店 ××
- (借)仕入 ×× (貸)現金 ××
- (借)支店 ×× (貸)本店 ××
Correct answer: (借)支店 ×× (貸)現金 ××
本店が支店に送金すると本店の現金(資産)が減少し、支店勘定(本店B/Sの内部債権)が増加する。支店側では現金(資産)が増加し、本店勘定(支店B/Sの内部債務)が増加する。
Question 2: 本支店合併財務諸表の作成で「内部取引の消去」として消去すべきものはどれか。
- 本店勘定と支店勘定の相殺消去 (Correct answer)
- 本店の売上と支店の仕入の全て
- 本支店間の固定資産の全評価
- 外部顧客への売上
Correct answer: 本店勘定と支店勘定の相殺消去
合併財務諸表(内部的な合計財務諸表)では本店のB/Sにある支店勘定と支店のB/Sにある本店勘定は同一のものを両側から記録した内部取引なので相殺消去する。本店から支店への売上(内部振替)も消去する。
Question 3: 支店が本店から仕入れた商品に含まれる未実現利益(内部利益)の消去処理として正しいものはどれか。
- 支店の期末棚卸資産に含まれる内部利益を消去して本店・支店合算の利益を実際原価ベースに修正する (Correct answer)
- 本店の売上全額を消去する
- 支店の売上全額を消去する
- 内部利益は消去不要
Correct answer: 支店の期末棚卸資産に含まれる内部利益を消去して本店・支店合算の利益を実際原価ベースに修正する
本店が利益を上乗せした振替価格で支店に商品を供給し、支店で期末に在庫として残っている場合、その在庫に含まれる内部利益は外部に対してまだ実現していないため合併財務諸表から消去する。
Question 4: 税効果会計において「将来減算一時差異」から発生するものはどれか。
- 繰延税金資産 (Correct answer)
- 繰延税金負債
- 法人税等調整額(負)
- 税務上の繰越欠損金(直接)
Correct answer: 繰延税金資産
将来減算一時差異は将来に課税所得を減少させる(=税金を減らす)効果を持つ差異(例:貸倒引当金の損金不算入分・減価償却超過額)。この税金軽減効果を「繰延税金資産」として計上する。
Question 5: 税効果会計における「法人税等調整額」の表示として正しいものはどれか。
- 損益計算書の法人税・住民税及び事業税の下に加減算して表示する (Correct answer)
- 貸借対照表の流動負債に計上する
- 純資産の部に直接計上する
- 注記のみで本体には表示しない
Correct answer: 損益計算書の法人税・住民税及び事業税の下に加減算して表示する
法人税等調整額は一時差異に係る繰延税金資産・負債の当期変動額をP/Lに反映させる科目。法人税・住民税・事業税の直後に加算(繰延税金資産の増加など)または減算(繰延税金負債の増加など)として表示し、税引後の実効税率を調整する。
Question 6: 繰延税金負債が発生する「将来加算一時差異」の例として正しいものはどれか。
- 会計上で認識したその他有価証券の評価差益(税務上は未実現) (Correct answer)
- 貸倒引当金の税務上の損金不算入超過額
- 減価償却費の税務上の否認超過額
- 退職給付引当金の損金不算入額
Correct answer: 会計上で認識したその他有価証券の評価差益(税務上は未実現)
将来加算一時差異は将来に課税所得を増加させる(=税金が増える)差異。その他有価証券の評価差益は会計上B/Sに計上されているが税務上は未実現のため、将来売却時に課税される。この税負担を「繰延税金負債」として計上する。
本支店会計において本店が支店に現金を送金した場合の本店側の仕訳として正しいものはどれか。