簿記2級 財務諸表分析 — Questions and Answers
Question 1: 損益計算書における「経常利益」の計算式として正しいものはどれか。
- 営業利益+営業外収益-営業外費用 (Correct answer)
- 売上高-売上原価
- 営業利益-特別損失
- 税引前当期純利益-法人税等
Correct answer: 営業利益+営業外収益-営業外費用
経常利益は本業の利益(営業利益)に財務活動や投資活動からの損益(営業外収益・費用)を加減したもの。「通常繰り返される活動から生じる利益」を表す。特別損益を加減する前の段階。
Question 2: 貸借対照表の「流動性配列法」の説明として正しいものはどれか。
- 現金化・支払い期日が近い順(流動性が高い順)に資産と負債を配列する (Correct answer)
- 金額が大きい順に配列する
- 重要度の高い科目を先に配列する
- 固定資産を最初に配列し次に流動資産を配列する
Correct answer: 現金化・支払い期日が近い順(流動性が高い順)に資産と負債を配列する
流動性配列法は資産を現金・預金から始まり売掛金・棚卸資産→固定資産の順に、負債も買掛金→長期借入金の順に流動性(換金性・支払期日)の高い順から配列する。日本の一般的な企業会計で採用。
Question 3: 損益計算書の「特別利益」に分類されるものはどれか。
- 固定資産売却益 (Correct answer)
- 受取配当金
- 受取利息
- 雑収入
Correct answer: 固定資産売却益
特別利益は臨時・異常に発生した利益で固定資産売却益・投資有価証券売却益・負ののれん発生益などが含まれる。受取配当金・受取利息は営業外収益に分類される。
Question 4: 貸借対照表の「投資その他の資産」に分類されるものはどれか。
- 長期貸付金 (Correct answer)
- 売掛金
- 未払金
- 前払費用
Correct answer: 長期貸付金
投資その他の資産は固定資産の一区分で、投資有価証券・長期貸付金・差入保証金・長期前払費用などが含まれる。売掛金・前払費用は流動資産、未払金は流動負債に分類される。
Question 5: 「資産負債アプローチ」と「収益費用アプローチ」の違いとして正しいものはどれか。
- 資産負債アプローチは資産・負債の定義から利益を導出し、収益費用アプローチは収益・費用の計上で利益を計算する (Correct answer)
- 両者に本質的な違いはない
- 資産負債アプローチの方が利益が高くなる
- 収益費用アプローチはIFRSで採用されている
Correct answer: 資産負債アプローチは資産・負債の定義から利益を導出し、収益費用アプローチは収益・費用の計上で利益を計算する
資産負債アプローチ(IFRS・FASB)は期末純資産の変動から利益を定義する。収益費用アプローチ(旧来の日本基準)は実現した収益と対応する費用の差から利益を計算する。前者は時価評価重視、後者は取得原価主義との親和性が高い。
Question 6: 売上総利益率(粗利益率)30%、売上高1,000万円の場合の売上原価はどれか。
- 700万円 (Correct answer)
- 300万円
- 1,300万円
- 333万円
Correct answer: 700万円
売上総利益率30%=売上総利益300万円÷売上高1,000万円。売上原価=売上高-売上総利益=1,000-300=700万円。売上総利益率は高いほど付加価値が高い。
損益計算書における「経常利益」の計算式として正しいものはどれか。