簿記2級 商業簿記(連結決算) 4 — Questions and Answers
Question 1: のれんの償却仕訳として正しいものはどれか(日本基準、償却期間10年)。
- (借)のれん償却 ×× (貸)のれん ×× (Correct answer)
- (借)のれん ×× (貸)のれん償却 ××
- (借)のれん ×× (貸)有価証券 ××
- (借)のれん償却 ×× (貸)資本剰余金 ××
Correct answer: (借)のれん償却 ×× (貸)のれん ××
のれん償却は(借)のれん償却(費用)/(貸)のれん(資産)の仕訳。のれんは無形固定資産として計上し、規則的に償却することでB/Sの資産価値を減少させ、P/Lの費用(のれん償却)に計上する。
Question 2: 連結P/Lで「親会社株主に帰属する当期純利益」と「非支配株主に帰属する当期純利益」の関係はどれか。
- 連結当期純利益=親会社株主帰属分+非支配株主帰属分に分割して表示する (Correct answer)
- 連結当期純利益は親会社分のみ
- 非支配株主帰属分は費用として表示される
- 両者を合計しても連結当期純利益にならない
Correct answer: 連結当期純利益=親会社株主帰属分+非支配株主帰属分に分割して表示する
連結P/Lの当期純利益は親会社株主帰属分と非支配株主帰属分に配分して表示する。子会社の利益のうち非支配株主持分割合分が非支配株主に帰属し、残りが親会社株主に帰属する。
Question 3: 持分法適用会社から受け取った配当金の処理として正しいものはどれか。
- 持分法による投資額(投資有価証券)を減額する(収益計上しない) (Correct answer)
- 受取配当金として収益計上する
- 投資有価証券の評価益として計上する
- 資本剰余金を増加させる
Correct answer: 持分法による投資額(投資有価証券)を減額する(収益計上しない)
持分法では関連会社の利益発生時に投資額を増額し収益(持分法投資損益)を計上している。よって配当受取時に再度収益計上すると二重計上になるため、受取配当金は投資額の回収として投資勘定を減額する。
Question 4: 子会社が配当を支払った場合の連結修正仕訳として正しいものはどれか。
- 受取配当金を消去し(親会社分)、非支配株主持分も減額する(非支配株主分) (Correct answer)
- 親会社の受取配当金のみ消去する
- 子会社の支払配当金のみ消去する
- 配当はグループ内でも消去不要
Correct answer: 受取配当金を消去し(親会社分)、非支配株主持分も減額する(非支配株主分)
子会社の配当支払いについて、親会社への配当は受取配当金と子会社配当金(剰余金の配当)の相殺消去。非支配株主への配当は非支配株主持分の減額と非支配株主への配当(剰余金の配当)の相殺消去を行う。
Question 5: 企業が連結財務諸表を作成する際の「連結の範囲」の原則として正しいものはどれか。
- 重要性のある子会社は全て連結し、重要性が乏しい子会社のみ除外できる (Correct answer)
- 国内子会社のみを連結する
- 持株比率100%の子会社のみ連結する
- 上場子会社は連結に含めない
Correct answer: 重要性のある子会社は全て連結し、重要性が乏しい子会社のみ除外できる
支配力基準で子会社と判定された全ての会社を連結する(全面連結の原則)。ただし事業内容が特殊・重要性が乏しい・連結による情報が歪む恐れがある場合は連結から除外できる旨が定められている。
Question 6: セグメント情報の開示で「マネジメントアプローチ」の意味はどれか。
- 経営陣が内部管理目的で使っている区分をそのままセグメントとして開示する (Correct answer)
- 外部の会計士が適切なセグメントを決定する
- 全製品を単一セグメントとして開示する
- 法人ごとにセグメントを分ける
Correct answer: 経営陣が内部管理目的で使っている区分をそのままセグメントとして開示する
マネジメントアプローチは経営者が意思決定に使用する内部セグメント区分をそのまま外部開示に使用する。IFRS8・ASC280で採用されている。日本基準も同様。投資家に経営者の視点でのセグメント情報を提供する。
のれんの償却仕訳として正しいものはどれか(日本基準、償却期間10年)。