応用情報 システム監査 4 — Questions and Answers
Question 1: システム監査の「フォローアップ」の目的はどれか。
- 前回監査で指摘した改善勧告が実際に実施されているかを確認する (Correct answer)
- 追加の監査証拠を収集する
- 新たな監査リスクを特定する
- 監査費用の精算を行う
Correct answer: 前回監査で指摘した改善勧告が実際に実施されているかを確認する
フォローアップは監査完了後に被監査部門が改善勧告を計画通りに実施したかを確認するプロセス。未実施の場合は経営層への報告・エスカレーションを行う。監査の有効性を担保する重要なステップ。
Question 2: 情報システムのデータ品質監査で確認する「完全性」の説明として正しいものはどれか。
- 必要なすべてのデータが漏れなく記録されていること (Correct answer)
- データが正確な値を持っていること
- データが適切に暗号化されていること
- データが最新の状態であること
Correct answer: 必要なすべてのデータが漏れなく記録されていること
データ品質の観点は①正確性(値が正しい)②完全性(必要なデータが欠けていない)③一貫性(複数システム間で矛盾がない)④適時性(最新状態)⑤有効性(許容値の範囲内)。
Question 3: アジャイル開発プロジェクトにおけるシステム監査の特徴として正しいものはどれか。
- スプリント単位でコントロールを継続的に評価しCI/CDパイプラインの品質ゲートを確認する (Correct answer)
- 全スプリント完了後にまとめて監査する
- アジャイルはコントロールがないため監査不可能
- ウォーターフォールと同一の監査手順を適用する
Correct answer: スプリント単位でコントロールを継続的に評価しCI/CDパイプラインの品質ゲートを確認する
アジャイル監査はスプリントのケイデンスに合わせてコントロールを継続的に評価する。自動テストカバレッジ・コードレビュー記録・CI/CDの品質ゲート・バックログ管理などをリアルタイムに確認する。
Question 4: IT内部統制の評価フレームワークCOSO ICFのコントロール環境の説明として正しいものはどれか。
- 組織の倫理観・誠実性・コントロールへの姿勢を示す組織風土・基盤の要素 (Correct answer)
- 財務データの記録・処理の仕組み
- リスクへの具体的な対応策
- 情報システムの技術的なセキュリティ対策
Correct answer: 組織の倫理観・誠実性・コントロールへの姿勢を示す組織風土・基盤の要素
COSOの5要素はControl Environment(コントロール環境)・Risk Assessment・Control Activities・Information & Communication・Monitoring。コントロール環境は経営者の姿勢・倫理観・組織構造など内部統制の基盤。
Question 5: システム監査でのベンチマーキングの活用方法として正しいものはどれか。
- 業界標準や先進事例と自組織のコントロール成熟度を比較して改善点を特定する (Correct answer)
- 競合他社のシステムを入手して分析する
- 自社の財務実績を業界平均と比較する
- 開発生産性のみを他社と比較する
Correct answer: 業界標準や先進事例と自組織のコントロール成熟度を比較して改善点を特定する
システム監査でのベンチマーキングはCMM・COBIT成熟度モデルなどで自組織のITコントロール成熟度を評価し、業界標準・ベストプラクティス・類似規模組織と比較することで改善優先度を特定する。
Question 6: ERP(統合基幹業務システム)の移行監査で特に確認すべき事項はどれか。
- 旧システムからのデータ移行の完全性・正確性と移行前後のデータ一致の検証 (Correct answer)
- ERPのサーバスペック
- ベンダーの財務状況
- システムの画面デザイン
Correct answer: 旧システムからのデータ移行の完全性・正確性と移行前後のデータ一致の検証
ERP移行監査の重点はデータ移行:①全件数の一致②金額合計の一致③必須フィールドの欠損④コード変換の正確性⑤移行後の残高一致。移行テストデータと本番移行の結果を照合する。
システム監査の「フォローアップ」の目的はどれか。