応用情報 プロジェクト管理 2 — Questions and Answers
Question 1: プロジェクトリスクの「回避(Avoid)」戦略の説明として正しいものはどれか。
- リスクが発生する原因となる活動や条件を取り除くことでリスクをなくす (Correct answer)
- リスクの影響を軽減するための対策を講じる
- リスクを第三者(保険会社など)に移転する
- リスクを受け入れて対応計画だけ立てる
Correct answer: リスクが発生する原因となる活動や条件を取り除くことでリスクをなくす
リスク回避はリスクの根本原因を除去する戦略。他のリスク対応戦略は軽減(Mitigate)・転嫁(Transfer)・受容(Accept)。回避が最も確実だが、機会(チャンス)も失う可能性がある。
Question 2: モンテカルロシミュレーションのプロジェクトマネジメントでの用途はどれか。
- 確率分布を使った繰り返しシミュレーションでプロジェクト完了日や費用の分布を予測する (Correct answer)
- チームの生産性を正確に計算する確定的手法
- クリティカルパスを自動的に特定する
- バグ数を予測する統計モデル
Correct answer: 確率分布を使った繰り返しシミュレーションでプロジェクト完了日や費用の分布を予測する
モンテカルロシミュレーションは各作業の所要期間にリスクや不確実性を考慮した確率分布を設定し、多数のシミュレーションでプロジェクト完了日の確率分布(例:80%確率でX日まで完了)を求める。
Question 3: アジャイル開発におけるベロシティの説明として正しいものはどれか。
- チームが1スプリントで完成できるストーリーポイントの平均値 (Correct answer)
- コードの書き換え速度を示すメトリクス
- バグ修正にかかる平均時間
- チームメンバーの作業時間の合計
Correct answer: チームが1スプリントで完成できるストーリーポイントの平均値
ベロシティはスクラムでチームが過去スプリントで完了したストーリーポイントの実績平均値。将来のスプリントでこなせる作業量の予測(キャパシティプランニング)に使われる。
Question 4: プロジェクト憲章(プロジェクト・チャーター)の役割はどれか。
- プロジェクトを正式に承認しPMに権限を与える文書 (Correct answer)
- 詳細な技術仕様を定める設計書
- プロジェクトのテスト計画を記述する文書
- チームメンバーの日々の作業を管理する帳票
Correct answer: プロジェクトを正式に承認しPMに権限を与える文書
プロジェクト憲章はプロジェクトの存在を組織として正式に認め、PMに資源を動員する権限を付与する公式文書。目的・スコープ・主要ステークホルダー・大まかな予算・スケジュールを記載する。
Question 5: プロジェクトのRACI図表で「A(Accountable)」の役割はどれか。
- 作業の結果に最終的な責任を持ちサインオフする人 (Correct answer)
- 作業を実際に実行する担当者
- 作業に対して意見や情報を提供する人
- 作業結果の通知を受ける人
Correct answer: 作業の結果に最終的な責任を持ちサインオフする人
RACIはResponsible(実施責任)・Accountable(説明責任・最終承認)・Consulted(相談先)・Informed(通知先)の頭文字。各タスクにAは必ず1人で、最終的なサインオフ権限を持つ。
Question 6: PRINCE2プロジェクト管理手法の特徴として正しいものはどれか。
- ビジネスケース(正当化)を継続的に管理しテーマとプロセスで構成される構造的手法 (Correct answer)
- スプリントとバックログを中心にした反復型手法
- テスト主導で開発する技術的実践手法
- チームの自律性を最大化したコーチング型管理
Correct answer: ビジネスケース(正当化)を継続的に管理しテーマとプロセスで構成される構造的手法
PRINCE2(PRojects IN Controlled Environments)はビジネスケースの継続的な正当化を重視し、7テーマ・7原則・7プロセスで構成されるUK発の構造化されたプロジェクト管理手法。
プロジェクトリスクの「回避(Avoid)」戦略の説明として正しいものはどれか。